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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

コロンブス記念大灯台へ行ってみた(知らぬ間にコロシアムに参加していたお話)

【最後ののんびり街歩き】

明日このドミニカ共和国を発ち、シント・マールテンという島へ飛行機で移動する予定なので最後の町歩きの日。まだ見ていないものを回収しようと町歩き開始でございます。今日の最終的な目的は「コロンブス記念灯台」というもの。あのコロンブスの遺体?遺骨?が納められる灯台だそう。僕は別にコロンブスにはこれっぽっちも興味ないんだけど、でっかい建造物みたいなっていうそういう感じ。
上から見ると十字架の形をしている灯台で、夜に光ると曇りの日は雲に十字架が浮かび上がるんだって。見れたら見てみたいよねそういうの。

取り敢えず植民都市で見逃していたものを見たり、ラリマールと言う宝石のアクセサリーを探し回ってみたりする。

まずはオサマ砦。

そうですか、てな感じで見終える。とても範囲は狭いです。オサマ砦頂上からは町が見下ろせます。そんな高くないから大したことないけど。



【コロンブス記念大灯台への道!】

あとはお土産やさん寄ったりまたラリマール博物館行ったりしたんだ、なかなか良いなと思えるものはなし。どうしようかな。まぁそれは明日に持ち越しだわ、ということでコロンブス記念大灯台を目指す。
灯台は治安の良いソナ・コロニアルという地域を離れ、川を渡って丘に登った先にある。だいたい歩いて15分くらいかな?なかなかに治安が悪い場所だそうなので注意をしつつ向かいます。

まず川を渡ってすぐにトラップがありました。
落とし穴。何これ。治安悪すぎでしょ。
俺が背中曲げて地面を見つめながら歩く陰鬱とした人間じゃなくて、青空見上げながらテンション高く歩む人間だったら死んでたところだわ。良かった根暗で!猫背万歳!
でもこれほんとになかなか深くて危ないと思う。

まぁそんな冗談はさておき、まだ昼間だから問題ないであろうと踏み入れたこのあたり、明らかに雰囲気が変わって、ちょっと失敗だったかな?という気配満点。たむろしている男の人らにじろじろ見られたり。町も綺麗な感じではなくなりちょいビビり。

そんな時は笑顔で挨拶しまくるに限る!そしたら相手も笑顔になるもんだ!
たむろしてこっちを見てくるお兄ちゃんやおじさんらも、部屋の窓から暗い目線飛ばしてくるおばちゃんも、にやにや笑いの子供たちも、みんな笑顔。
ちゃんと挨拶をしちゃったら相手も犯罪の対象にしづらくなるもんじゃないかなと思っている。それに見られるのはただどんな異物かわからないから観察されているっていうんでもあるんだろうし。

子供らと「何人なの?」とか「灯台ってこっちであってる?」なんて会話をして雰囲気なごんだ気がしたのでもう大丈夫だろうと一眼も出して歩きました。 みんなそれぞれ手のサインが違って面白い。意味はわからんけど。

こういう写真だけみると「どこが治安悪いの?」ってなるけど、たしかに悪かったです。
行く人は気を付けてくださいな。タクシーでの行き帰りが推奨されている場所です。



【コロンブス記念大灯台!】

そして辿り着いた灯台がこれ! でっか!でっか!伝わりづらいかもしれないけどめっちゃでかい!
絶対中に強いボスがいるってなくらいデカい!でっか! 本来であれば中にも入れるらしいんですが、僕はそれには特に興味がなく、夜の点灯が見たかったので遅い時間に来たためもう中には入場できない時間でした。この周辺が治安悪いとは言え、このすぐそばはそんなことないだろうから、ここで日暮れまで待とうという算段である。
さて中にも入れないし外周何周かしたので、もうすることがない。
灯台の入り口にある広場では若い兄ちゃんらが野球をしていたので、夕陽浴びながらそれを眺めて時間を潰す。そうしていたら野球には入れてもらえない子供たちが集まってきたので適当に遊ぶ。
そんな具合にへらへら時間を過ごしていたら、「セニョール」と控えめにスペイン語で声をかけてくる人の良さそうなお兄さん。

「スペイン語は話せますか?」
『少しだけなら』
「英語は?」
『話せます(ちょっと)』
ここから英語に変更。

「あならはいますぐここを離れるべきです」

『え?』

「ここはとても治安が悪い。本当に危険です。灯台がもう閉館している時間なので警官もこのあたりの巡回はしなくなります。今このあたりは泥棒だらけです。被害の数も半端ないです」
『そうなんですか、でもここの灯台の光が見たくてですね…』
「そんなことしている暇はありません。それに以前はちゃんと毎日光っていましたが、今は光るかどうかも怪しいもんです」
『あ、そうなんですか…』
「旅行者にとってここは今この瞬間コロシアムと同じだと考えてください」
(そんなに⁉)
「本当に今すぐ離れるべきです。カメラを閉まってタクシーで」
『あ、はい、わかりました。ほんとありがとうございます』
「お気を付けて」

みたいな感じ。ここも本当に危ない場所だそうです。ありがとお兄さん。
己の注意が足りなかったなと反省。でもタクシーは使わずまた路地抜けて帰りました。
見た目怖いお兄ちゃんらと「おー戻ってきたな日本人!灯台どうだった?」『でっかい!めっちゃでっかい‼』「『わははー』」みたいな会話をしつつも細心の注意を払い足早に安全地帯へ。


無事安全地帯に帰り着きまして。
帰り道の途中、広場で軽いお祭りのようなことをしていたのでそこで食事。
カラオケ大会も開かれていました。どこの国に行ってもカラオケは「karaoke」なんだけど、みんなこれが日本からの外来語だって知っているのかな?まぁオーケストラは日本でも外来語だけどさ。 サントドミンゴ最後の1日はこうして終了。
知らぬ間にコロシアムに足を踏み入れていましたというお話でした。

おやすみなさいませ。




最後まで読んでいただきありがとうございました。

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●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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