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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

ついにアメリカを共に横断したレンタカーとお別れ!

ついに、ついにこの日を迎えてしまいました。
まだまだ先だろうと思っていたら、本当にあっという間にやってきた。

カリフォルニアからずっとともにアメリカを横断してきた、この車とのお別れ。
ネット予約の段階ではNissan Versa(まず僕は車に疎いのでこの車もわからないんですけれども)と同ランクの車ですという体で、対面した結果の「日本車じゃないのかー」という第一印象から始まった関係。(外国の初運転で心細いし、なんとなく同郷の者を求め日本車が良いなと思っていた)

サイドブレーキ引いたまま発進しておいて、警告音鳴らしていることにたいして「なんでこいつカンカン鳴ってんの?」とか意味不明な文句を言った最初の運転。

共に西海岸を疾走し、ゴールデンゲートブリッジを渡り、デスバレーで無茶な砂利道を走った。
煌びやかなラスベガスのネオンの下をおどおど走り、モニュメントバレーの夕闇を駆け、雪道にはまって動けなくなった。
二日で1500kmくらい北上し、また雪にはまって動けなくなり、しまいにゃハイウェイでスピンして原っぱに突っ込んだ。

それでもなんとか誰もケガなく故障なく横断することができた。

こいつはなんか知らんけどiPhoneと繋がって音楽をかけるのがほんと下手だし、時々勝手にトランク開けるし、ワイパーも碌に水をはじけない。リヤガラスにはワイパーないし、曇りを消す機能も全然まともに働かないし、運転席の日除けは突如として外れよる。クラクションはなかなか鳴らないうえに、助手席のシートベルトは弛んだままになったりするし、何度も何度も雪にはまりって動けなくなる。(ほぼ運転手のせい)

でも嫌いじゃない。

僕はこいつに暴言を吐きまくったので嫌われていると思うけれども、僕は案外嫌いじゃない。

なんだかんだこの一カ月で一緒に走った距離は、大まかに計算して15000kmくらい。
後半なんてナンバープレート見る人見る人みんな「カリフォルニア⁉」みたいな反応をしていた。
出発前、ホステルなどで会った人にこれからアメリカ横断をするんだ、というと大抵の人は「…クレイジー…」と言っていて、ネット上では「やめた方が良いです」「冬期にする意味がわかりません」みたいなことが書いあった。(僕らの計画に対してではなく、同じような計画で質問をしていた過去の質問者に対しての回答を見ただけだけど)
でもイングランド出身のバックパッカーのおじさんだけは「クレイジー?そんなことはないさ、そういうのはブリリアントっていうんだ!嫉妬しちゃうぜ!」と言っていた。

そんな、まぁなんだ、言いたいことなんて特にないんだけど、
ただそういう時間を過ごした車とお別れをしたという話です。
ほぼ間違いなくもう二度と出会うことはない。
なんなら同じ車種にすら会うことはないんじゃないかと思う。

ただそれだけのお話。

日記に貼ろうと思っていろいろ探してみたんだけど、全然車の写真を撮っていないことに今更ながら気が付いて少し寂しい気持ちになった。撮っていないこともそうだけど、今更気付いたことにも若干の寂しさをを覚える。
最後は自動の洗車機でがっつり綺麗にしてあげ(たつもりだったんだけど、日本の洗車機より性能が悪いのか、思ったほど綺麗にはならなかっ)た。

ほんでお別れはあっさりである。
特に手続きなどはなく。
返却時間に一分遅れたことに対するペナルティもなく。
一瞬でレシート渡されてさようなら。

だから最後にツーショットだけ撮ってきた!
バイバイエラントラ!

共に西海岸から走ってきたルートは大まかにこんな感じ!(雑だから細かい所は違うけど)

大きな地図で見る

一日で一番走ったのはサンタフェ→ヒューストン間の約1600km。

ゆっくり休んでくださいな。彼はこれからカリフォルニアに返されるのだろうか?
どなたかアメリカでレンタカーを借りて、もし出会ったとしたらご一報くださいな。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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