キューバ二日目 【世界遺産】ハバナビエハ(旧市街)を散策 ・キューバ 2014年04月26日 朝っぱらから痛恨のミスである。まずこれをご覧ください。 わかりますかね。痛恨のミス具合が。このサンダルね、なんと、 床にくっついております。すごいよね、アロンアルファ。鼻緒千切れたからくっつけたかっただけなのにね、乾かそうと置いておいてもういいかなと思ったら取れないっていうね、素敵だね。さてさて、キューバ二日目であります。一晩明けても僕がキューバについて何も知ら無いことには変わりなく、自分がどこにいるのかわかっていない現状もまた昨日のままであります。とりあえず散歩。北はすぐ海なのでまず反対へ歩く。道に迷ったら地図もなく本当に帰って来られなそうなのでいつもより周囲を意識しながら南下。 胡散臭いオヤジ出現こんな街並みの中を数分歩くとちょっと大きめで人通りの多い通りに出ました。そこにはレストランなどが並んでいたのでちょろっとふらふら。そしたらすぐさま寄ってくるにこやかなおじさん。誰が見たって客引きである。誰が見たって怪しい。でも最初はそういう人について行ってみたいなと思ってしまう愚かな私である。いやだってね、本当の親切な人を邪険にしたくないなとか思っちゃうし!あとなんか面白いし!そんなわけで「日本人かー!」「日本人の友達いるよ!」「キューバの音楽には興味あるか?サルサ、メレンゲ、なんちゃらかんちゃら」「俺はミュージシャン、夜はそこのバーで演奏してるよ!」「夜の10時から来いよ!今その場所まで案内してやるよ!」というあからさまに怪しいおじさんに言われるがままついて行ってみる。本当にやばいと思ったらこのオヤジの顎ぶん殴って全力疾走だな…とか思いつつついて行って、着いたのは建物の奥まった場所にある誰も客がいない広めのバー。んー?何目的で此処に連れてきたのだ?最初はここでの演奏が始まる時間と、名前言えば入れるようにしといてやるよーみたいな話を二人で座ってのんびりしておりました。そのあたりで「なんか飲むか?」という話になり最初断ったんだけど、やたら暑かったからキューバリブレを注文。バーテンダーらしき人はお姉さん一人。オヤジが俺の分も良いか?と聞いてくるから、あぁそういう風に稼ぐシステムかと思いつつ、昨日のお店の相場から考えて一杯安くて200円、高くても400円とかくらいだろうと判断しおごってあげる。あまりにも僕には情報がないので、ハバナでの見るものをオヤジに聞いていたら何故か知らんお姉さんが同席しにやってまいりました。オヤジと姉さんはなんちゃら挨拶をし、僕には「俺のサルサの先生なんだ!」と紹介。なるほどなるほど。絶対嘘。たぶん娼婦の方だろうとこの段階で判断。一杯飲みたいというので流れで一杯おごる。そのまましばしキューバについて歓談。キューバリブレも三杯目になり、ちょっと気持ちよく酔ってきたあたりで気付く。この酒めっちゃ濃い。たぶん。暑いのとかストローで飲まされてるってのもあるかもしれないけど、いつもより遥かに酔っている自分に気付いて逃げに入ろうと思い、そんな感じの話を始めると何故か僕の太ももを撫ではじめるサルサの先生。「この先生はマッサージも上手なんだ」みたいなことを言い始めるオヤジ。怪しく微笑むサルサの先生!やっぱりかーーー!!!と思う僕。僕は今回の旅行でそういうことはしないと決めているので丁寧にお断り。しかしまぁ当然そう簡単には引き下がらないわけで、金額の話をしてきたり、場所がなんだ、時間がなんだと延々すすめてくる。でもそれには全く乗らずにのらりくらり。サルサの先生もいい加減しびれを切らしたのか、太もも撫でながら怪しく微笑みつつ、最後の手段的な感じで僕の耳元でこう囁きました。「ソーキソーキ、ワキワキ」…。謎。一ミリも意味わかりません。スペイン語がわかる人にとってはかなりの誘惑なのかもしれませんが、僕にとっては「あ、そういえばソーキそばもうどれくらい食べてないかな、沖縄行って食べたいなー」と思わせるくらいの効果しかありませんでした。オヤジとサルサの先生(娼婦の方)が必死に説得してくるのがちょっと面白かったから付き合ってたんだけど、飽きてきたので店員さんを呼んで強引に会計をお願いし、立ち上がってカウンターまで行ってお会計。で、46cuc。約5000円。やられました。まぁけっこう飲んでるけどね。一杯600いくらだったようで、二日目にしてけっこう持ってかれました。バーは正規の料金だと言い張るので事前に確認しなかった自分が完全に悪いなぁと支払。おごりまくったの自分だしね。この段階でちょっと不機嫌になる。で、支払が終わって店を出ようとしてもついて来て誘ってくるオヤジと偽サルサの先生。好きな時間で20cucよ、って言ってたのに断るまくってたら10cucになりました。いや、あなたはキューバリブレ2杯以下なのかと逆に心配になる。でもお断り。最終的に偽サルサの先生は悪態をつきつつ何か言いながら乱暴に去っていきました。退店。それでもついてくるオヤジ。葉巻はどうだなんだかんだ、でも全部断る。そしたら最終的には「俺には赤ちゃんがいるんだ、なんかその子のために買ってくれ」と言い始め店に向かう。これはキューバの人の常套手段だと知っていたし、何よりイライラしているので、「お前がキューバリブレ飲まなかったらその子のためになんぼでも買ったわ」と言ってお別れであります。酔わされて太もも揉まれ続けてから誘われたら行っちゃう人は行っちゃうんじゃないかな。こんな感じの手口なのでキューバへ行く方はお気を付けくださいな。あ、でも行きたい人は別に行ってもなんも問題はないのか。ぼったくりなのかどうかはわからないのでその辺は自己責任で。そんなこんなで昼前のハバナ旧市街に佇む酔っ払いの日本人が完成。うばー。適当に歩いて見つけた大きめの公園で一休みして酔い冷まし。その時の動画をば。キューバ革命博物館その高いテンションのままさっきの胡散臭いオヤジに聞いた革命博物館へ。 ここは安いしカメラOKの博物館。すぐ裏にはフィデル・カストロやチェ・ゲバラがキューバへ再上陸するのに使った船「グランマ号」が置かれています。12人乗りだかの船に80人ほど乗って上陸したらしいですね。かなり厳重に警備されているので近づくことは出来ませんが、ガラスと柵越しに遠くからなら見ることができます。博物館は入るとすぐにキューバの国旗がお出迎え。カストロらの像。こんな皮肉ったらプロパガンダもあったり。カストロやゲバラが実際に使用した望遠鏡なども展示されたりしていますが、個人的にはそんなに見どころたくさんで面白い、という感じではありませんでした。あとはひたすら散歩。でもあまり何も発見できず。ハバナへは帰りにもまた戻ってくるわけだからその時でいいかと諦めました。次の目的地翌日は移動したい。でもどこへ行こうか決めていない。宿のフランクに「明日はどうする?ハバナにいる?別の町に行く?」と言われ、別の町へと答えたんだけど何も決めていない。僕は今回最終的にはキューバの東のほうにあるサンティアゴ・デ・クーバという町まで行きたいと思っているので、少しずつ東へ行きたいのですよ。(此処ハバナはかなり西寄りにある町)なので何となく知っていた「プラヤ・ギロン」という町へ行こうと思いそう伝えてみる。何があったか全然覚えていないけど、何かしらで名前を聞いたことがある此処よりすこし東にある海沿いの町。しかし「そこは観光地的になりすぎているからおすすめしないよ」とフランク。「海のレジャーが楽しみたいならそこよりプラヤ・ラルガがおすすめだ!それに友達もいるから宿の紹介も出来るよ!」とのことだったのでそのままそこでお願いしました。強い目的があってプラヤ・ギロンへ行きたかったわけでもなかったので。キューバでは面白いシステムとして、宿泊してる宿のご主人が、次の町の宿をやっている友人を紹介してくれるというシステムがあります。このように次はここに行って泊まりたい、というのを伝え、友達に連絡を取ってもらうとバスターミナルまで迎えに来てくれる、安心であるなどメリットが多くあると思います。おそらく価格帯などの注文も出来ると思うのでキューバへ行かれる方はうまくこのシステムを利用されるといいと思います。そんなこんな、次の目的地が決まったところで本日はおしまい。就寝で御座います。おやすみなさい。最後まで読んでいただきありがとうございました。 ●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』 PR