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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

7ヶ国目!ドミニカ共和国へ入国!のはずが何故か謎の島に…

【ジャマイカを離れドミニカ共和国へ!…?】

ジャマイカ早朝5時、知り合いになったタクシー運転手に迎えに来てもらい空港へ。
知り合い料金2500J$で行ってもらう。そのまま約2500円。さらばジャマイカ。とりあえずダンスにしか行かなかったけどなかなか楽しかったよジャマイカ。でもたぶんもう来ないと思うよジャマイカ。

今日の航空会社は「タークス&カイコス エアー」という謎のところ。初めて見たわ、誰だよタークスとカイコス、なんてことを思いつつチェックイン。まさかこれが今後とんでもなく大きな前振りになるとはこの時欠片ほどにも思っておりませんでした。

たぶん荷物と合わせての重さ制限があるんだろうけど「あんた体重何kg?」って聞かれたのこれが初めてでありました。てか僕のバックパック20kgもあるのね。そりゃ重いわね。てか僕高校の頃から比べて20kg位太ってるんだけど、高校の頃の僕がこのバックパック背負ってやっと今の体重と同じって考えるとほんとにビビるね。そりゃ体動かすのもきつくなるし、膝なんかにもダメージ溜まるわけだわ。痩せねばねば。

出国手続きなど何事も問題なく、お土産も買い、無事搭乗。
ゲートの案内とか適当だし、乗る時チケットも適当に確認されて手で千切られるだけ、席の番号すらも適当でみんな無視して座るようなこんなちっこい飛行機でした! 超プロペラクルクルする。可愛い。そして離陸。こんなんでもちゃんと飛ぶんだねぇ。
たぶん左手に見えているこの山がブルーマウンテン!コーヒーのとこね! ここで作られているブルーマウンテンコーヒーの80%だかは日本に輸出されているそうです。日本人ブルーマウンテン飲みすぎだろ。お土産に買った意味なくない?とかそんなことは置いておいて、もっと重要なことに僕は気付いたわけです。

飛んでいる方向がおかしいと。
次に僕が行く予定の国はドミニカ共和国である。
そしてドミニカ共和国と言うのは、今いるジャマイカのほぼ真東に存在する島国であります。
そしてそして、おそらくなんだけど、今僕の乗っている飛行機は眼下に広がる景色からして北東へ飛んでいる。うん。どゆこと?これもしかして乗る飛行機間違えたとかそういうこと?
機械的な確認もされていないし、席も適当だから良く分かってないけど、これ大丈夫な感じなんですかね?超不安。でもまぁ今更どうすることもできないので開き直ってのんびりすることとする。

僕がネットで取ったチケットの情報には「ジャマイカ・キングストン8:15→サントドミンゴ・ドミニカ共和国12:50」としか書いていない。まぁ気流の関係とかでそういうルートなのかな。

【9:15 どこかへ着陸】

着陸しやがりました。どう頑張って時差などを考慮しようとも、今この瞬間が12時50分だとは考えづらい。そして超気流の調子が良くて3時間以上早く着きました!ってのも考えづらい。ということは導き出される回答は一つ!ここはドミニカ共和国じゃない!ということである。どこだ。
いや給油かな?バスの運転手がガソリンスタンド寄るみたいに、飛行機の運転手さんも燃料入れに寄ったのかな?まぁそんなわけはないわけで、普通に謎の場所で降ろされる。不安。

空港の建物に目を凝らし、頑張ってこの場所の名前を探す。
え、えーと、、タークス、アンド、カイ、コス…?あれどっかで見た名前だな。
「タークス&カイコス エアー」。乗ってきた飛行機の会社名まんまじゃないか。今日の朝見たわ。なんだこれ、どこだこれ。
流されるまま入国審査。エリザベス王妃の写真が飾られているのでイギリス領のようでありますタークス&カイコス。ってことは英語みんな通じるんだなと一安心。どうすることも出来ないので入国のカードを記入する。

その中の質問事項に「タークス&カイコス島を何で知りましたか?」「テレビ、ネット、その他もろもろ」っていうのがあったんで、「今だわ!今この瞬間に知ったわ!その他にチェックしてNOW!って書いてやろうか!」って思ったけど辞めときました。

いざ入国審査。
「何目的で来たの?滞在?乗り継ぎ?」と聞かれる。
「えーと、わ、っかんないんですよね…たぶん乗り継ぎ…かな?」みたいな返答。
めっちゃ不審がるおばちゃん審査官。そりゃそうだわ。とりあえずネットのチケットを見せる。
「そこで待っときなさい」
はい。ごめんなさい。怖いです。

しばらくして別の係員の人が来ていろいろわかったんだけど、どうやらこれは正規のルートで乗り継ぎは普通にある航空券だったようです。でもそれの中継地がかかれていないって言うね、なんなんさそれはタークス&カイコスさん。でもそれにしちゃ時間が無さすぎるわってんで、よくわからん係員専用みたいなところを歩かされまくっていろいろ手続してバックパック背負ったまま走らされてなんとか次のドミニカ行き飛行機に乗ることが出来ました。

ここは小さな中継地点だし、次はドミニカ共和国のでっかい町だからさっきみたいな飛行機ではないだろうな、と思っていたらさらにちっちゃい飛行機でした!さっきのは横参列だったけど、これは完全に2列!両方の窓側に椅子1個あるだけ!機長さんたちも丸見え!
僕は基本的に飛行機怖い人間なので、こんな飛行機に乗ったら怖すぎて墜落とか以前に心臓やられて死ぬんじゃないかと思ったんだけど、全くそんなことありませんでした。目の前で機長が操縦しているので、この人こんなに頑張ってるんだから落ちるわけないわ、みたいな謎の安心感がありました。

めっちゃ綺麗なタークス・カイコス諸島の海。
気が向いたらまた来てあげるよ、バイバイ。そんな気分。謎の上から目線でさよならです。

ちっさい飛行機だからけっこう揺れるんだけど、別に平気。
そのまま時間通りにドミニカ共和国へ着きました!わーい。
別に何もイレギュラーなことは起こっていないのに、なんかそんな気がする到着でした。

【ドミニカ共和国について】

ここドミニカ共和国はヨーロッパ的な歴史観から言えば、コロンブスが発見し北米、中米、南米を含めた中でヨーロッパ人が初めに住み始めた島である。当然コロンブス発見前から先住民がおり、コロンブスはこの島と住民について「とても肥沃で素晴らしい。住民はみな裸で、なんでも他人に分け与え、なんでもしてくれる」と書いていたはずである。
そんな素晴らしい島が彼らによってその後どうなったかと言えば、先住民はみな労働力として酷使され、さらに疫病などの蔓延でそのほぼすべてが死亡したとされている。とんでもない。その後(というか途中から)いなくなった代わりの労働力としてアフリカから奴隷を輸入。
そんで戦争でスペインとフランスが半分こにしたり片方の物になったりなんだりを繰り返し、ハイチの革命が成功したことによりハイチがフランスから独立(奴隷の反乱が成功した革命)、その後なんやかんやあってドミニカ共和国も独立、だいたいそんな流れで現在のこの国がある、はず。

僕は歴史が弱いので興味のある方は自分で調べてみてください。
それ違うだろ!というのがあったら指摘していただけるとありがたいです。
こういうのを改めて考えるとキリスト教ってあれだね、あれだよね、って思う。ね、って思う人はねって思っといてください。どれだよ、って思う人はどれだよって思っといてください。

要するに此処ドミニカ共和国の今いるこのサントドミンゴという町から始まり、周辺の島、中米、南米へと征服は進んでいったのであります。なのでこのサントドミンゴという町は植民都市(Zona Colonial)として世界遺産登録がされています。
コロンブスが見つけて住んでいたこのあたりの雰囲気や歴史的な建造物、および今は先住民の血がほぼ残っていないという現実、そして革命が成功して独立したけど現在治安がひどいことになっているというお隣ハイチ、あとはここらのそういったことからの混血音楽、これらが今回僕がドミニカ共和国へ来た目的たちであります。

初日の夜から結構街歩きをしたんですが、それは明日の分にまとめて「ソナ・コロニアル」のものとして書きたいと思います。


【滞在場所について】

いつもは宿も決めずに来ている僕ですが、今回は街歩きがしたい関係上けっこうちゃんと宿も予約してきたという初の試み。偉い。しかもホテルではなく、個人のお宅に泊めてもらうというサービスを使ってみました。

普通のホテルとは違って事前に宿主さんと連絡を取り合わなければならないなど面倒な部分もいくつかありますが、今後も使えるかなと思って試してみました。結果から言えば今回はとても良い方々のところに泊めてもらうことが出来たなぁと思っています。
若いご夫婦のお宅で、二人とも英語、フランス語、スペイン語、イタリア語が話せるという万能っぷり。そして優しい。さらにお洒落。一泊2000円とお安い。立地的にいろいろ歩いて行ける。

素敵!

それだけです!特に内容ないです!

次のでドミニカ共和国の世界遺産を巡りますー。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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