気分が荒んでいる ・ボリビア 2014年07月02日 ここのところやたらと気分が荒んでいる。 何でなのかなんとなくわかるような気もするし、わからないような気もする。取り敢えず今現在は僕の目の前で見たことのない景色が流れて移り変わっていっているな、というようなことしか感じずに淡々と移動している。テンションが上がるときと言えば犬と戯れている時くらいなもんだ。今までけっこうテンション高めにブログを書いているようなつもりでいるんですが、なんか今はそういうのすらももういいやと。今まで書いていない分の日記は追々遡って書きます。今日はボリビアのラパスへ到着しました。それだけです。昔からちょいちょい自分は離人症なのかな?と思うことがあった。そういう症状の名前とか振り回すのもあれなんだけど、分かりやすいかなと思って書いております。こういう感覚っていうのはたぶん誰でも多かれ少なかれあるもんだろうと思っているので、そう騒ぐものでもないという認識なんですが、どうもこの旅行を始めてからそれがとても顕著になっているような気がする。普段の生活では見慣れた環境や景色の中で過ごしているから、そういうものの新鮮味が抜けて現実感が喪失しても特に気にもならない。生活するとはそういうものか。場所を占有しているものが各々周りで動いておりますというあの感じ。でも見たこともない景色が目の前に広がっているのに、それでも特に現実感なくテンションも上がらない自分に気付くと、こいつ大丈夫なのかな?と少し心配になる。本当にテレビのチャンネルをカチカチ回しているのとなんら変わりが無い。今のテレビってカチカチチャンネル回さないか。関係ないけど最近のテレビのチャンネル変えるときの時間差が嫌いすぎてテレビ見る気がしない。もともと見てないけど。目の前にマチュピチュありますよー!チチカカ湖ですよー!国境何度も跨いでますよー!って言ってんのに、どれもこれも「そうですねー」くらいな感覚で流し見しかしていないんじゃないかな。どうもこの体が自分のもので、それが現地にいますという実感がわかない。別に物心二元論とか採用している気もないんだけど、体は此処にいるんだけど意識は現地にいないような、どれもこれも他人事に近い。もともと初めから全力で楽しんでます!っていうんじゃないけど、最近ノルマ感がどんどん強くなっている。此処に来たならあれを眺めてあっちも行って写真撮ってほんで移動しなきゃ、面倒だな、みたいな。正直ウユニとかどうでもいい。でも行かなきゃなという感覚だけは持っている。一か所どうでも良いとか言い出して実行しちゃったらもう帰っちゃうもんね、どうでも良いから。食事も景色もなーんにもかーんにも現実味が無い。どうしたもんか。割りと本当に中高生かな?と自分で思ってしまうような、そういう類のあれこれ。厭世観とはこれまた全然違うのでご心配なく。たとえ話。小さい頃って氷を触ると自分の手に冷たさがやってきているような感覚じゃなかったですかね?僕は少なくともそうでした。でも実際ところ僕の手の暖かさが向こうに行っているって話じゃないですか。熱量的な理科の話をすると。これを知ったとき僕はやたらと衝撃を受けたのを覚えています。そしてすんごい納得した。そうかそうかそうだよね、そうすると他の場合でも説明できるもんね、なんで今まで気付かなかったんだろう、と思ったもんであります。なんの話がしたかったんだっけ、忘れました。どうでもいいや。やる気とか、現実味とか、鬱々とした気分とか、そういうものは熱量みたいなものなのか全然違うのかとかそういう話がしたかったんじゃないかな。もう忘れたからどうでもいいや。とりあえずここのところ一人でつまらなくはないまでも楽しくないはないという気分の中、音楽で耳塞ぎながら此処にいる必要はないだろというような適当な時間を過ごしていますよというお知らせまで。また気が向いたらテンション高めでなんか書きます。文体も飽きて来た。 ●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』 PR