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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

メキシコ、メリダの素敵な宿『La Casa del Tio Rafa(ラファおじさんの家)』

【宿泊した素敵な宿の中から一つを紹介!】

海外旅行中、僕はあんまり「はずれ」と思われるような宿には当たらなかったと思っている。
ちょいちょい嫌な思いをしたり、連泊予定だったけどあんまり良い宿ではないから一泊だけで移動したりはしましたが、基本居心地の良い宿が多かったんじゃないかなと思っている。もう一年以上前の話だから記憶が良い方向に改竄されているだけかもしれないけど。

だからどこのホステルが良かった!っていうおススメがしづらい。僕が泊まった場所はだいたいおススメだ。アメリカから南下して中米南米、僕の行った国であれば何処かしらおススメはできるんじゃないかなと思う。

今回はその中から何処か一軒書いておきたいと思ったので、宿のおじさんが素敵で居心地がよく周囲の観光スポットへのアクセスも良いメキシコはメリダの宿『La Casa del Tio Rafa』を紹介したいと思う。
ちなみにLaは英語でいうところのThe。CasaはHouse。delはof。TioはUncleでRafaは名前なので、直訳するとこの宿の名前は『The House of Uncle Rafa』であり『ラファおじさんの家』なのである。

【まず「メリダ」ってどこ?】

メリダはユカタン半島の西に位置するメキシコの町の一つ。中央広場などではコロニアル様式の街並みを見る事が出来、ユカタンの歴史を知ることのできる美術館なども数多くある。 さらに街からバスで2~3時間ほどの距離にはマヤ関連の遺跡やフラミンゴの群生地、セノーテなど見所も満載の素敵な街である。日本にいるとあまり耳にしないかもしれませんが、メキシコ旅行をするとなると必ず耳にするであろう街。
そんな街で僕がいろんなところへ足を伸ばす拠点にと連泊していたのがホステル『ラファおじさんの家』なのである。

【偶然であったラファおじさん】

僕がこの宿を知ったのはメリダへ行く前にいたパレンケという町で、ちょうど僕と進行方向が逆ですれ違う形になった旅行者に薦められたからだ。「これからメリダ行くならラファって素敵なおじさんがやってる宿あるよー」と。僕は特に宿なんて調べずに移動しているから薦められたら基本的にそこへ行くことにしている。
が、教えてもらった時にいたパレンケの宿はあまりWi-Fi環境が良くなくほぼ場所などを調べる事が出来ぬまま向かうことに。いつもこんな感じだから別にいいんだけどね!
ホステルワールドで調べてみたら出てきた!『La Casa del Tio Rafa』!

パレンケからメリダへの道中、ちょいちょい観光地に寄りつつ向かいながら、教えてもらった宿見つかれば良いけど見つからんかったら適当なところに泊まろうと考えておりました。

メリダ着。バスターミナル。どっちへ歩けば良いのか。何もわからぬ。
とりあえず街の中心っぽいほうへ向かおうと決め歩き出すと、僕にビラを渡してくるおじさんありけり。バスターミナルなど観光客が多くいる場所ではホステルなどのビラを配っている人がいることがあるので、教えてもらった宿見つからなかったらこのビラのとこにでも行こうかねぇと眺めてみると、そのビラにはなんと『La Casa del Tio Rafa』の文字!これちょうど行こうとしてたとこじゃない!?

「ここへ行こうとしてました!」
「え?なんで?僕がTio Rafa(ラファおじさん)だよ!」
「数日前までここにいたって人に紹介されて!」
「なるほど!僕はまだここでビラ配ってるから先に行ってて!」
なんて会話をし、ビラに書かれていた地図どおり歩いて一人でホステル到着。

この綺麗な建物が『La Casa del Tio Rafa』!!
ちょっと前のブログにも同じ画像貼ってるけども!

【内装】

この宿のおススメポイントその一、内装が可愛い。
まずこれが入ってすぐのところ。 奥の部屋が食事するところ、その奥がキッチン。 いろんな国の国旗が壁に描いてあったり。 トイレもシャワーも綺麗でちょいちょいお洒落。 洗濯物を干すことのできる屋上へあがる階段がカラフルで綺麗。 中庭の壁にはでっかいイグアナの絵。以前の宿泊客が書いたらしい。 屋上から見た中庭はこんな感じ。 奥のがプライベートルーム。手前にプール。木の陰にはテーブルとイス、ハンモックもあります。ドミトリーは男女別で二室。良い!おすすめ!

【中庭のプールでまったり!】

以前の記事にも書いたかと思いますが、ホステルの魅力の一つとして共有スペースで他の旅行者と話したり飲んだりする事が出来るというのがある。ここの場合入ってすぐ部屋やキッチン横の食事スペースでものんびり出来ますが、何より中庭が良い!
さっきの写真にあった中庭のテーブルでみんなの酒を飲む。しかし、僕がいたときのメリダは異常な暑さ…そんなわけでみんなでプールに入りながら飲む。最高。狭いプールなので泳いだりすることはなく、みんなで壁にもたれながら温泉的な感じで涼みつつ、情報交換からアホな話まで、笑いながら楽しく飲む。ほんとうに最高。

【ラファおじさん】

さらに当然ながらこの宿が良い理由としてラファおじさんが挙げられる!彼がラファ!
食事を作ってくれたり、いろいろな観光地やそこへの行き方を教えてくれたり、飲みながら話をしたり!とても素敵なおじさんです。どうやらメキシコでは日本のアニメを放送していたりするらしく、ラファは小さい頃から日本のアニメが好きでよく観ていたのだと熱弁されました。「キャンディキャンディ」「みつばちマーヤ」「聖闘士星矢」がもろに自分の世代だそうで、小さい頃学校から帰ってきたらテレビにかじりつくようにして見ていたそう。面白い。「セーラームーン」も見てたみたいで、プールで飲んでたときになんで変身中相手は待ってくれるんだろうねぇと誰もが思う話題で盛り上がり、ラファはタキシード仮面の物まねもしていた。スペイン語でされても全然わかんなかったけどね!

僕はメリダから「ウシュマル遺跡」と「セノーテ(石灰の大地が陥没して出来た泉。たくさんあって、ダイビングをしたりできる場所)」へ行こうとは思っていた。そこらへのバスや、セノーテのおススメもラファは教えてくれる。
さらに「他に何処か良いところない?」と聞いたら今の時期だとフラミンゴの群生地セレストゥンがとても良いとも教えてくれました。

かの有名なウシュマル遺跡の「魔法使いのピラミッド」。 皆川亮二の『スプリガン』にも登場しているからそれで知っている人もいるんじゃないかな。
個人的にはかなり好きな遺跡でした。おすすめ。形が美しい。遺跡の前で手を叩くと反響して変な音になる。行ったらやってみるべし。

セノーテでは潜って遊んだり鍾乳洞探検をしてり。楽しい。写真はない。残念。

ラファから教えてもらったフラミンゴの群生地セレストゥン!ここも良かった! フラミンゴ!水の色がなんか気持ち悪い感じですが、フラミンゴのピンク色は食べたものに由来しているらしく、この色のプランクトン?かなにかを食べているからピンクなんですって。たぶんそんな説明をスペイン語でされた。違ったらごめんなさい。だから子供のフラミンゴたちは白っぽいのかな?まだそんなに食べてないから。動画も撮ってたのでこっちもどうぞ。最後に編集ミスって意味わからんのくっついてますが…。

そんなこんな楽しかったメリダ!ラファおじさんちに泊まってなかったら知らなかったであろうセレストゥンなどを含めて本当に泊まってよかったなぁと思う宿。単純に楽しかった。
ラファとは本当に楽しくさせてもらって、メリダを離れると決めて話したら「もう行っちゃうの?一年くらいうちでのんびりしてってもいいよ?」って言ってくれたり、「どうしても行くって言うならラファ82kgなんだけど鞄に入れて持っていけない?」なんて冗談を
言ってくれたり。
別れの時にありがとうと言うと「もう僕はコージのTio(叔父さん)なんだから当たり前さ、それにここは君の家だ、いつでも帰っておいで」と言ってくれた。
ありがとうラファ!また来るよ!と思っていたけどメキシコはなかなか行けそうにないよラファ!

そんなメリダのおススメホステル『ラファおじさんち』でした。
『ホステルワールド』で検索可能。


●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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