忍者ブログ

SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

SIGMAの『APO 70-200 F2.8』を2ヶ月ほど使った感想

【SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM】

まず、そもそもこのレンズを選択して買った理由も書いていなかったように思うので、その買った理由とそれについての使用感をまとめて書いていきたい。
大きな理由としては単純に望遠側が自分の持っていたレンズでは足りないと感じたから。少し前まで僕はAPS-C機であるEOS 60Dを使っていたのですが、フルサイズ機であるEOS 6Dを新しく買い、それに使える望遠レンズが欲しかったので探し始めました。
純正キャノン、シグマ、タムロンなどのメーカーがあり、その中でまた焦点距離やF値など選択肢はけっこうたくさんある。その中から自分の使用用途に合ったものを選ぶ。
僕の場合は暗いところでの撮影が多いため、確実にF2.8は欲しい。なので最初の時点でF2.8通しのレンズを買うことは決定し、F4通しやそれ以外の選択肢は消す。純正の70-200mm F4Lなどはかなり評判の良いレンズですが、除外。純正に惹かれる気持ちはやっぱりありますが、ここはF値を優先。

じゃあ純正F2.8ってなりますか?というとそうでもない。いや正直それが一番良いんだけど圧倒的にお高い。最安値で約22万円なり。CANON 70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM。厳しい。
でもこのレンズよく見ると「Ⅱ」って入ってる。ということは旧型があるのですが、これまたかなり評判は良い。CANON 70-200mm F2.8L USM。お値段は新品で約15万円ほど。7万円くらい安い。これならまだ手が届く。
しかし、この旧型には名前の通り「IS」がついていません。「IS」というのは『IMAGE STABILIZER(イメージスタビライザー)』の略で「手振れ補正」のこと。使用用途に依っては必要のない人がいると思うのですが、僕は動画を撮影もするので必要だと判断しました。シャッタースピードは上げて撮る場合が多いので写真撮影に関してはなんとかなるかとは思いましたが、望遠側の200mmで一脚などを使用できない動画撮影をする機会があるだろうと判断し、手振れ補正も必須の機能としました。

となると、もうほぼ選択肢は二つしかない。
『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』
『TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD
SIGMAでは手振れ補正のことを「OS(Optical stabilizer)」と言い、TAMRONでは「VC(Vibration compensation)」と言うので、どちらにもしっかり手振れ補正機能は搭載されています。値段はどちらも10万円程度。
じゃあどっちのほうがいいのだろうかと少し調べてみると、TAMRONのほうが良いという意見がちょいちょい出てくる。純正に迫るだとか純正をしのぐだとか。でも結局のところ僕が選んだのはSIGMAのほうでした。

なぜなのかと言うと、これが最後の大きな理由。
『タムロンのほうはズームリング、ピントリングの回転方向がCANON純正のレンズと逆』なのである。
これ、大きい。写真撮影にしか使わず全てAFで行うのならたいした問題ではないように思います。逆にズームリングを回しちゃっても戻せば良いだけだし、ピントリングの回転方向などほぼ関係ない話だろうと思う。
が、動画をマニュアルで撮影するとなるとかなり大きい。リアルタイムで常に撮影をしている状態なので、ズームしようとして逆に回して引いてしまうと意図していない映像を録画してしまうことになるし、ピントリングを逆に回すと同様にピントを失った映像が録画されてしまう。
「頭切り替えろやバカ」って言われるかもしれないし、確かにそうではあるんだけど、失敗する要素は少ないほうがいいのは間違いないのでSIGMAのほうにしました。SIGMAのこのレンズは純正のものと回転方向が一緒。
僕の持っているレンズの回転方向が半々くらいだとかだったら慣れようとも思えるんだけど、持っているレンズの中で逆なのはTOKINA 107の魚眼レンズだけなので、今のところ逆回転を習得しようという気はありません。

でもこのSIGMAのレンズも不安要素がないわけではありませんでした。回転方向は一緒だけど、ズームリングとピントリングの位置が一般的なレンズとは反対なのである。言葉にするとわかりづらい。なんと言えばわかりやすいのだ?
一般的なズームレンズは被写体のほうにピントリングがあり、撮影者の側にズームリングがある。しかしこれはその位置が逆で、被写体側にズームリングがあり、撮影者側にピントリングがあるのである。このタイプのレンズ僕は初めて観た、ような気がする。他にもあるのかもしれないけど僕は知らない、ような気がする。曖昧。
これにも慣れるのけっこう時間がかかるかなと思ってちょっと不安だったんですが、特に違和感はなく最初から何も問題はありませんでした。

使用感を書きたかったんだけど、選んだ理由だけでかなり長くなってしまった。

一番上の写真ではそんなに大きくは見えないかもしれませんが、フードを前向きにつけるとかなり長い印象になります。まさにバズーカ。 すこし見づらいですが、レンズに三脚をつけるところがあります。

そんな感じ。


●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
PR