忍者ブログ

SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS６D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

クエンカ到着！また【世界遺産】ですってよ…

【クエンカでまずは宿さがし！】

朝4時半頃、クエンカ到着。
昨日の夜8時にバスに乗り、10時間で着くと言われていたので６時に着くんだろうと思っていたのに2時間も早いのね。なんじゃらほい。思いっきり寝ていたので一時間くらいしか経っていないような感覚。爆睡できたようで何よりです！

でも、早朝4半時のエクアドル、あんまり歩く気がしない。外真っ暗だし。
治安がめっちゃ良いと言われるクエンカですが、それでもちょっと怖い。
っていうのもあるんだけど、そもそも宿の予約も目星付けたりもなにもしていない僕が今クエンカの街に繰り出したところで宿が開いていないっていうね！そういうあれです。ただ重たいバックパック背負って歩き疲れて朽ち果てるだけかと思われます。

なので2時間ほど瞑想。



ー2時間経過ー



取り敢えず出発。ほんと取り敢えず。
まず方角もわからん。明るくなりかけている方を頼りに方角を何となく確認し、これまたなんとなく南進。そっちのほうが栄えてるっぽかったからね。でも真っ直ぐ歩くのもつまんないから気が向いたら西進。あみだくじみたいに南西へ進む。ほんとうに何も意味はない。当てもない。

しばし歩いて疲れたのでカッコいい教会の前で休憩。 サン・ブラス教会。これめっちゃ綺麗。綺麗でしょ！って主張してこない綺麗さ。こういうの好き。どうしてかわからないけどピンク色。これも綺麗。落ち着いたピンク色。たぶん全然有名な教会じゃないと思うけど、俺は好きだよ、君のこと。

そんな具合になんとなくテンションもあがり、またなんとなくのふらふら宿さがしに戻る。

適当に歩いていてもクエンカの街は宿が多いようで、そこら中に「HOSTAL」という文字が見えます。そこら中にある。でも、今は朝7時くらい。どれも開いていない。実際問題こういう宿って時間バラバラに来るお客さんだらけだから、インターホンでも押せば出てきてくれるんだろうけど、そういうの若干苦手なわけである。
わざわざ自分の都合で寝てる人起こすのとかあんまり好きじゃない。寝てないかもしれないけど。相手はそれが仕事だし良いのかもしれないけど、なんとなく嫌なのさー。

だもんで、「HOSTAL」という無数の看板を眺めながらもただただ歩く。
宿さがしをしているんだけど、見つけてもどうもしない、俺は一体全体なんのために歩いているんだろうか？と自問自答しながらもまだまだ歩く。

街を眺める。そういやここも【世界遺産】なんだよね。
でもなんだろう、もうこういう「おスペイン様が作られた街並みですよ」みたいなのにちょっと食傷気味。たしかに綺麗なんだけどね。それぞれはそれぞれに違うけど、もう何か所目だかわからんくらいこういうの見てきたからね、なんだろ、ちょっと今は良いです的な。
あとこういう昔ながらの街並みが綺麗ですって言われているところ見るたびに思うけどね、車がまったくマッチしていないんですよね景観に。「街並み」って言葉に車は含まれませんか？あんだけあって動いてるものを無視して建物だけ見ろってのも無理な話だ。

各々時代は違うけど建物と車のマッチ具合で言やあたしゃハバナの街並みが好きさねって話です。

んなこと考えながら歩いていたら、ちょうど宿のドアが開いてお姉さんがホワイトボードの看板を置きに出てきました。これは間違いなく店員さんでしょう！チャンス！
おはよーございまーすー、と挨拶をしてから「部屋空いてますか？」
そしたらお姉さんめっちゃ良い笑顔で「空いてますよ！ちょっと待ってね！」

きゃー。もう朝から超いい笑顔。こういうのテンションあがります。
値段も部屋のタイプも聞いてないけどもうここに決めた！

戻ってきたお姉さんの説明によると、
ドミトリーで＄10。個室で＄12でした。
なるほど。こないだのとこより高いけど＄２しか違わないなら個室でお願いします。
この宿はこのお姉さんとそのお母さんでやっているようで、二人ともめっちゃ良い人！
ここおすすめです。適当に見つけたところだけど超当たりの気配。
今までで一番くらい良い人たちがやっている宿！そして綺麗！
木のぬくもり満点な感じでかつお洒落！もっと安かったらここに沈没したい！しないけどね！

バスで爆睡したとはいえ、やっぱり体は疲れているので一休み。
そののちシャワーを浴びました。めっちゃ暑いお湯がたっくさん出るの！なんてことでしょう！
キトの宿はちょぼちょぼかつ冷たかったのでテンションアヅMAX！気持ちいい！

お湯だけだと本当に火傷するレベルで熱いんだけど、こないだまで冷水ばかりだったからなんだか水混ぜてぬるくするのが勿体なさ過ぎてしばし「アッチ！アチィ！」とか叫びながら熱湯で浴びてました。

すぐにその無意味さやら何やらに気付いて水も出して適温にしましたけどもね。

それでは満を持して散策！
と言ってもクエンカって一体何があるのさ。



【クエンカとは】

ちょっと調べてみたところによりますと、エクアドルって老後に移住したい国のトップなんだそうです。なんと！全然知らなかったよ！でも今のところ僕も大好きな国なので納得ではある。
年中変わらず過ごしやすい気候と、安くて充実した医療なんかがその理由なんだとか。医療凄いのね、全然そんなイメージなかったや。
そんなエクアドルの中でもやっぱりこのクエンカは治安も良いから人気なんだそうです。日を跨いでから外歩いても平気なんだって！すごい！キトとは大違い！キトは夜になると基本的に誰も外にいなかったからね、警官が立っているような一部を除いて。

見所としてはやっぱり街並みとか教会ってことになるみたい。それは正直もういいな…他にはそんなにそんなに何か見所があるわけではないようです。でも結局そういうのって他人の意見だから自分で歩いてみないと自分が好む見所なんてわからんさね。

そんなわけでやっぱりいつも通りどこに何があるのか全然わからぬまま外出である。
だいたい見るべきところなんて歩いてりゃ行きつくもんなんですよ。
そんな根拠のない自信とともに外へ。


【なんとか様式の建築物君たち】

歩いたらすぐに見つかります。私を見てくれ！綺麗でしょ！的な建築物群。
絶対彼らはそう思ってないだろうし、ただ僕が見飽きてきているだけで実際とても綺麗ですよ。たしかに綺麗なんだけどどうもテンションは上がらない。写真撮ろうにもそれも御座なり。 うーん。こんな感じです。

よし！食事をしようそうしよう。
たまたま見つけたMEGA HOT DOGというのを食べることにしました。 なんと長さ32cmのホットドッグ！長い！でも写真だとそんなに長く見えない！何故！
まぁ頑張ってテンションあげてもこんなもんです。味は普通です。コーラ付きで＄２です。
この値段だとここらでは定食が食べられるのでそう考えると高いです。ぬぬぬぬぬっぬぬぬ。


食事を終えてまだふらついてたらおそらくこの街の主役であろう大聖堂を見つけました。
でも写真は撮ってやりませんでした。

いるじゃないですか、綺麗に手入れされた茶髪で「このクラスであたしが一番可愛いわ」とか思っている人。実際そうかもしれないし、別にそう思っていてくれていいんだけど、個人的にはそういう人苦手です。

そんな気分になったので無視しましたってお話でした。
写真は明日撮ってあげるよ（謎の上から目線）。

てかそもそもなんで教会ってこんなに狭い範囲にいくつもあるの？キトもそうだったけどさ。
一つでは足りないの？宗派的な話なの？たくさん作れることが権威の表れなの？なんなの？
単純に人増えすぎて入らないからとかそういうことなの？
夏休みにラジオ体操する公園感覚で、町内に一つ教会作るの？どういうことなの？

まぁ、どうでもいいんですけどね。




【素敵なランドリーのお姉さんについてちょっと語りますよ】

そういえば、キトではほぼ洗濯をしていなかったからまとめて洗わねばと思い立ちました。
宿の受付横にランドリーサービスと書かれた紙と地図があったので、おそらくここの宿では自分で洗うんではなくここに持ってって洗ってもらってくれってことだろうと解釈。たしかに干すとこないもんね。
洗濯物もって外に出る時にちょうど宿のお母さんがいたので、軽く「ランドリーは出て左だよねー」的な確認をしたら何度もそのお店の名前を言うお母さん。

？

いや一回言えばわかるのになぜ？てか地図見たら１ブロック歩くだけじゃないか、何故だ？
と思ったんだけど、外に出てみてなんとなくわかりました。ランドリーめっちゃある。
さっきは気にしてなかったから気付かなかったけど、宿出た瞬間に2つ見える。でもどちらも地図に書かれているのではなく、名前も違う。なんなのかな、近所で仲良しとか協力関係にあるとかそういうのがあるのかな。
僕はそれら2つは無視して言われた通り１ブロック先のランドリーへ向かいました。

この洗濯屋さん。
ここね、ほんとおすすめ。心の底からおすすめ。
いやいやランドリーサービスなんてどこだって変わらんでしょ、と思ったそこのあなた、変わるんですよ。いやいやいやいや変わるんですよ。というか洗濯自体はなんも変わらんさね。それはたぶん何処だって一緒。だって洗濯のプロなわけですから。特にこれといって香りもしない普通の洗濯ですよ。でも問題はそこじゃない。

店員さんが可愛い。



…。



いやちょっと待ってください！呆れないで！
僕は馬鹿だけども、そんなにそんなに馬鹿じゃない。別にただ美人さんを見たからといってはしゃいで周るほど若くもない。それでも僕は声を大にして言いたい。ここの店員さんがとても可愛いと！

それは造形的に、というのではない。
たしかに顔の造形的にも綺麗なお姉さんです。
でもなんて言うの、振る舞いとか仕草とか表情とかがね！可愛いのです！
愛嬌っていうやつですね、これが。

ここまで来るともう可愛いと思うってよりも、「これが本物の愛嬌ってやつか」って関心ないし震撼するしかない。ほんとに。何もわざとらしくない。これがこの人の自然なんだろうなーってポケーッと思いながら「愛嬌のイデア」の前に手も足もでない感じ。

この人の前ではぶりっ子とかそういう類の振る舞いなんてほんともう、なんなんだろうね。
素でこんなに振る舞いが可愛らしいとかどういう生き方をしたら習得できるんだろうかとか考え始めてします。

早いスペイン語がわからなかった僕にゆっくり説明してくれる感じとか、時間になったから洗濯物取りに行った時の「あちゃー」って感じの表情をした後に「もう少しだけ待って！一時間！」っていう言い方とその仕草とか、また一時間後に取りに行った時の「あぁ、まだ出来てないの、ごめんね」って申し訳なさそうな雰囲気とか。すべてが愛嬌！もう人間ではなく別個のこういう生き物として愛でたいとすら感じさせる質。

なんじゃらもんじゃら～。

そんな感じなんでクエンカへお越しの際はこのランドリーをご利用くださいな。 直接会わねばわからないであろうこの純然たる可愛さ。
教会とか街並みなんて眺めてる暇ねぇって！


はい。


【ほんでまた街歩き】

最初に貼ったサン・ブラス教会君。
近くで見ると冒頭に貼った通りだけど、少し離れるとこんな帽子をかぶる。可愛い、
地獄の子猫のお店。
やたらと最近の日本アニメが充実しているDVDショップ。




【この旅最高の夕食】

今日の夕食は最高でした。
なんでそんなに良かったのかは正確には自分でもわかっていない。でもめっちゃ良かった。

たまたま入ったお店でなんとなくたのんだスパゲティ。 魚とエビの海鮮パスタ。とても美味。
たまたま頼んだビールはクスケーニャというやつで、これまた美味しい。

昨日はちょっと不愉快なおじさんにもあったけど、今日はとても素敵な人たちにしかあっておらず、のんびりした店内には僕一人、そして流れている音楽と映像がこれまたとても良い。全部合わさってなんだか本当に良い時間でした。
特になにがあるでもなく、ただこの心地の良い時間で静かにテンションが上がっている自分に気が付いてにやにや。そんなにやにや笑いに自分で気付いてにやにや。

静かに自分のテンションがあがっているっていうのは本当に素敵なことだ。
今回僕は素敵って何回書いているんだろうか。

ここはペルー料理のレストランだったので、テレビでも店員さんがペルーのドキュメンタリー映像を流している。15分くらいしかないペルーのネブラスカの映像なんだけど、それがほんとに良くて、日本に帰ってからも観たかったんだけどこれがなんの映像なんだかわからず、取り敢えずそれっぽい文字列だけメモってきました。あとで検索してみよう。

美味しい料理と美味しいお酒で過ごす時間て最高だよね。
人に料理を出して美味しいと思ってもらえるのも最高だよね。

スープ屋さんになりたい。
スープ屋さんってなんなんだかよくわからんけど、とりあえずスープ屋さんになりたい。

そんなことを思った素敵な夜でした。

素敵な一日でした。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
●今までに行った場所一覧はこちらから　→　『世界一周で周った場所一覧』
PR