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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

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『こんのネクタイ』

死のうと思って家を出た。
なぜ家を出たのかは考えればわかるかもしれないけれど考えていないから定かじゃない。死ぬのなんて家でも出来るけれどとりあえず僕は家を出た。それは死ぬのが怖かったから先延ばししたんでもあるだろうし、ただ家では死にたくなかったんだろうし、辞める理由と決行する理由を探していたんだろう。そしてまた死ぬなら気持ち良く死にたかったんだろう。

死ぬのなら首吊りだ、と以前から決めている。電車に飛び込んだりどっかのビルや崖から飛んだりはしない。静かに首を吊る。天井の梁かなんかから麻縄を、なんて吊り方でもない。ドアノブかなんかそんなんにネクタイでも結んで座って静かに首をつる。中学生の頃から決めていることだ。

死のうと思って家を出た。素敵なネクタイ一本持って。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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『虚飾』

あの時、自分は何を考えていたんだろうか。それはもう今となっては正確に把握することなんて出来ないことだとわかっている。あの時は完全に狂っていて、今はあの時よりもまともだからだ。
それに、あの時だって自分はなんで自分が今ご飯を全く食べず、水すらも飲もうとしないのかわかっていなかったような気がする。それを必死で考えて、わからなくて、それでも良いのかと思いながら、死なない自分をひたすら嘲笑し、ひたすらそれに一人で耐えていた。なんて苦しい時間だったろう。誰にも理解されず、一人でこんな世界にいる、なんてあの時は思っていたが、その実、一人では何もしておらず、周りの助けだけで成り立って、生きて、そしてまともになれたと、それだけの話だ。
あの時はそれがわからなかったし、今だってあの時の気持ちは分からない。さらに言ってしまえば、今の現状でも良いのかどうか、自分にはわかっていないのだ。

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『笑い皺 一人で過ごす たたむ春』

もうあれから何度目の春だったろうか。
当たり前になってしまっていたのか、甘えすぎてしまっていたのか、 何にせよ、この少し広めの部屋にはもう私一人しかしかいない。


もう一人でいられないと悲しんで友達に泣きながら連絡するような年でもない。
いや、もともと自分はそんな性格でもなかったような気がする。今までこんな別れがあったこともないからわからないけれど、もしかしたらこんな私の性格が可愛くなかったのかもしれないと、今となって思う。



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『蟋蟀が 一つ残った 命たち』

忘れていた。それ以上でも以下でもない。
忘れていた。それしか頭に浮かばなかった。

忘れてた。忘れていた。忘れてしまっていた。
そして謝罪。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
そして言い訳。こんなつもりじゃなかったんですこうしようと思っていたんじゃないんですこんな風になっているなんて思ってなかったんです。

ごめんなさい。忘れちゃってたんですごめんなさいごめんなさい。 


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