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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

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グアテマラの町アンティグアをとりあえずプラプラと

僕の文章に「とりあえず」という枕詞の登場する頻度の高さよ。
でも実際とりあえずなので仕方ないとはいえ、改善しなければならない部分かなとも思う。
とも思いつつ、今のところさして問題ないのでとりあえず現状維持でいいかなとも思う。

そんな感じで起床。
昨晩しこたま飲んだことと、今のところ別に予定がないことによりのんびり起床。

はて、何をしようか。
アンティグアに長居するつもりはないので、次の町に行く方法を調べよう。
本来下調べをしていればスムーズなんだろうけれども、そういうのはしないスタンスを採用したので、何もわからずアンティグアに町に突っ立っているのである。

次の町はとりあえずフローレスにしようそうしよう。
フローレス(またはフロレス)というのは、グアテマラ北部に位置するペテンイツァ湖に浮かぶ島である。
僕は中学生の頃にテレビでこの島の特集を見たことがあり、いつか行こうと決めていた場所。記憶があまりにも古いので美化されているような気がしなくもありませんが、それでも行ってみたい。
可能であればそこでスペイン語を習い、一カ月ほどホームステイをしたい。

そんな感じでどうやって行くのか調べる。あっさりわかるものかな。

…。

泊まっているペンション田代でそこ行のバスを予約できました。スーパーあっさり。
日本円にして3000円ちょい。約10時間かかるんだそうです。
そのまま翌27日18時30分の便を予約してもらい、本日のタスク終了。

現在昼前。

どうしよう。

どっか行こう。

宿泊している日本人の方に有名な十字架の丘がすぐそばにあるよと教えてもらったので、とりあえずそこへ向かう。地図なし。会話の中で「あっちのほうにあるよ」と指さされたほうに向かってフラフラと。

ここアンティグアにはたくさん犬がいる。
野良らしきのも買われているのもたくさん。そしてなんという種類なのか絶妙に見たことのない犬が多くてとても面白い。
野良らしき犬たちは全然吠えることはなくて、のんびり寝ていたり、申し訳なさそうに人の横をちっちゃくなって歩いていたり。呼び止める(?)とこっちを向いて「なんかようですか…?」みたなおどおどした表情を浮かべてこっちを見たまま止まっている。可愛い。

どっかのお宅の塀の上で吠えている三兄弟。

張り切って見張り番をしているちっこいの。
めっちゃ吠えてくる。でも番犬と言うかインターホンな感じ。

道端で人の邪魔にならないように寝ているめんこいの。

犬を眺め、廃墟らしい古い綺麗な建物を眺め、ぷらぷらしていたら割とあっさり十字架の丘へ到着することができました。かつては丘へ向かう階段は治安が悪かったそうなのですが、今は安全らしいということで一人でタラタラ登る。
階段ダッシュ的なトレーニングをしている中学生くらいの男の子二人組がいたりして、どこの国でもやるんだなーとか、こういう古い遺跡的なところで生活感あふれるこの感じ素敵だなーと思っていたらすぐについた。そんなに階段も大変ではないです。


十字架の丘からの眺め。

十字架とアグナ火山、アンティグアの町をすべて見ることが出来ます。

こんな感じ。

昼以降は雲がかかることが多いそうなので、朝から昼前にかけてくらいが良いタイミングのようです。僕が行ったときにはほぼ人がいない静かな場所でしたが、少しすると大量のツアー客と思われる方々が到着し、騒がしい場所になってしまいました。

帰路。

軽く迷子。
迷子ついでに食事。

しかし相手はスペイン語しか通じないうえ、僕はまだスペイン語が全くわからないのでお互い何もわからない。
とりあえず日替わりランチ的なものがあるようだったのでそれを注文。
約280円。
割とあっさり。
ジュースは果肉が入っていて美味しいし、スープもとても美味しい。
しかしこれだけか…、280円と思ったら仕方ないのかな、日替わりってこれのどれが替わるんだろうかと思いつつ完食、したら追加でまた運ばれてきました。
牛肉とトルティーヤ。これもまた美味。
280円でこれは素敵。お店のお姉さんもスペイン語話せない僕に対してとても優しい。
でも迷子になって行った場所なので店名も覚えておらず場所の説明ができない、残念。

俺そんなんばっかだな。

夕方ペンションに戻り、お酒飲みつつ屋上でだらだら。
そこで会った日本人数名とシカゴ出身のアメリカ人と一緒に飲む。

ただたらたら話したり、情報交換をしたり。
そこでフローレスあんまり長期滞在するのはおすすめしないよ、なんて言われた。もう行く予約しちゃったのに。ちくしょい。あまり良くなかったらまた戻って来て、おすすめされたサンペドロというところでスペイン語学校へ行こうと思いなおす。

シカゴのぶっ飛んだ男ジェイソン。
『アメリカ横断した時に、シカゴ行こうと思ったけどハイウェイでスピンして死にかけたんだー』
「シカゴめっちゃ寒いからな!シカゴはどうだった?」
『んやスピンしてもうビビッてすぐ北上やめて南下したよ』
「それは仕方ねぇ笑」
みたいな会話。
今度アメリカに来るときは絶対にうちに泊まれよ!ってアドレスを教えてくれた。一応アメリカ横断はしたんだろうけど、俺が本当のアメリカを教えてやるぜ!って。
銃も大量に持ってるから撃たせてやるし、敷地内に湖作った(⁉)から泳げるし、ビール飲み放題でいいぜワハハー!ナーイス!ガハハーってな具合。


他覚えている会話抜粋。


日本人の名前の漢字をそのまま英語訳して遊んでいた時。
「いいな日本人の名前はみんなかっこいい、俺の名前なんかただ「ジェイソン」、つまんないぜ」
『あー、じゃあ似た発音になるように漢字当て字で日本語の意味つけてあげるよ』
「まじ!お願い!」
どうしようかな。「痔永損」でいいや(酔っ払い)
『出来たよジェイソン!これが君の名前だ!意味は「Never endhing hemorrhoids damage【終わらない痔の痛み】」(適当)だよ』
「(爆笑)まじか!最高だ!助けて神様おしりが痛いよ!(天を仰ぐ)」


「こーじはどうやってアメリカ横断の車を用意したんだ?盗んだのか?」
『盗んでねーよ、ちゃんと借りたんだよ』
「嘘つくなよ、盗んだんだろ正直に言えハハハ」
『実際悩んだけどね、借りたら高い、盗んだら無料、どうしよかなって。でも日本人はルール守るから結局借りたんだよ、アラモ(レンタカー会社)で』
「そうなんだよな、くそ、日本人は決まりを守るんだよくそ!つまらねぇ!よし、こーじお前、俺が犯罪学校開くからスペイン語学校なんて行かないで俺んとこ来い!」
『やだよ』


『じゃあジェイソンはどうやってグアテマラ来たの?』
「ん?飛行機だよ」
『ハイジャックか…』
「そーそー、機長に銃突きつけて「グアテマラシティーに向かえー」ってハハハ」
『明日あたりグアテマラの新聞にジェイソンの顔写真出るだろうね』
「(自分の顔の周りに指で四角を作りながら写真っぽく)ウォンテッド!(お尋ね者)」
『デッドオアアライブ!(生死問わず)』
「ハハハ!懸賞金いくらかな!」

こんな具合に夜は更け、明日の長いバス旅に備え早め(0時過ぎ)には寝たのでした。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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さらばアメリカ!こんちはグアテマラ!

25日朝、しっかり目覚める。iPhoneのアラーム鳴らなかったけどしっかり目覚める。
iPhoneの時間を日本時間のままで使っていたので、アラームも当然そのころになる準備をしていたようだ、まじで危なかった。寝過ごしていたらピンチでした。勝手に起きた自分偉い。

滞在していたモーテルから空港までの道は歩いて約7kmほど。
とてもじゃないけど重たいバックパック背負って炎天下の中を歩けるような気分ではない。
かといってバス利用で行こうかと思って受付のおばさんに聞くと、複雑だからおすすめしないよとのこと。
じゃあいいや、最後だしタクシー使いますってんでタクシー呼んでもらって無事空港。

7kmの距離でジャスト$20だったはず。高い。まぁしゃあない。

空港では予約が上手く通ってなかったりでもたつきましたが、とりあえず予定通りのチケット入手に成功。
グアテマラへはグアテマラからの出国チケットを持っていないと、アメリカから出国を拒否される場合がある、とのことでしたが僕の場合は全くそんなことはなく、何の問題もなく各チェック通過。あっさりすぎるくらい。
アメリカへの入国は物々しく厳しいものだったのに、出ていく時は「はーい、でてってーじゃあねー」ってな具合の適当さ。まぁ良いんだけどさ。

そして飛行機。
以前にも書いたかもしれませんが、僕は飛行機が嫌いである。嫌いと言うか苦手と言うか。
あんなん絶対落ちるじゃん。そういう飛行機嫌いだー落ちそうじゃないかーみたいな話をすると必ず言われるのが「飛行機ってエンジン1個でも飛べるんだよ」っていうやつ。
いや、知ってますよ。そしてエンジン全部止まっても滑空できるとかそういう話でしょ。知ってますともさ。でも話の問題はそこじゃないのよ。見てあの翼。その細さたるやもうね。そして飛行中のプルプル具合。絶対折れるしょ。ポキッてとれるしょ。
なんですか、片方翼とれても普通に飛べるとかそういう構造ですか?両方無くても滑空くらいならできる仕様ですか?
絶対無理でしょ。お終いでしょ。
こんなことを考えている間だって窓の外ではプルプルプルプル。
それを見ながら窓の内側では僕が延々プルプルプルプル。

まぁプルプルしてても仕方ないから寝るんですけどね。


エバーグレーズ、キーウェストあたりを見下ろしながらアメリカとお別れ!

地球は青かった!そして丸かった!



ほんで二時間ちょいの飛行で見えてきましたグアテマラシティ!
思ったよりも遥かに都会!そんなにイメージ持ってもいなかったけども。
なんか知らんけどここらで突如に飛行機が急旋回。
僕が「あぁこのままきりもんで墜落して死ぬんだな」と思うくらいの角度でした。
その時外に一瞬見えた山。
人間の、そして人間が大きいなぁと思う飛行機の、その小ささをあざ笑うように雲間からこっちを見ていました。人工物の儚さよ。ほんと僕が最後に見る景色はこれか…とか思ってました。

でも普通に着陸。

んで普通に入国。

自動ドアから空港を出てしばし佇む。
なんせこっからどこへ行くのかを今考えているからである。

「どこ行きたいの?」(英語)
空港付近にいたガードマンぽいおじさんに話しかけられる。
『決めてないんですよね』
「え、何しに来たの?」
『決めてないんですよね』
「……。」

でも実際どこかへは行かなきゃならないので、
『んー、じゃあアンティグア、かなー』
「アンティグアでいいのね、はい、じゃあこのおじさんのシャトルバス乗ってー」
って具合にするすると案内される。
いやちょっと待ってここらって案外治安悪いんでしょ?
白タクとかに気を付けてって文章見たし、こんなあっさり信じていいのかなと思っていると、そのシャトルバスのおじさんが自分の服の胸元に入れられた「SHUTTLE BUS」という刺繍を見せながら、安心したまえ、みたいな顔で微笑んでくる。

いや、だからなんだというのか。
そんなん誰でも刺繍できちゃうじゃないか。偽物だってそんなん用意できるし、見せびらかしてくるほうが怪しい…でも空港のガードマンのおすすめだし、まぁなんでもいいやと無警戒に乗る。

バスのおっちゃんはアンティグアのどこへ行こうかと聞いてくる。
あー、得意の「決めてないんですよね」。
でも宿泊施設をどっかーって言ってたら、
「ホテル○○、それか○○ホテルー、あ、ペンションタシーロ?ペンションタシーロ?」
どこだそのペンションタシーロ、やたら押してくるな。
ん?あ、ペンション田代かな?
なんかアンティグアの日本人が経営しているところっていうので朧げに読んだ記憶有り。
「日本人みんなあそこ行きたがるから覚えちゃったぜー」って言ってた。

約一時間で無事アンティグア到着。

そんなこんなで、とりあえずペンション田代から記事を書いている現在でありました。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』