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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

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ペテンイツァ湖沿岸の小さな町サンホセ 六日目

スペイン語の学校もおわり、丸一日予定のない週末。

食事を終え、休日の午前中をまったり過ごしてから昼前にホセとペテンイツァ湖へ泳ぎに。今までも何度か行っているのですが、写真を撮っていなかったので日記には書いていませんでした。今回は我がもう一人の相棒contourも連れて泳ぐ。こんな感じ。
だばーん。
へんな顔して泳ぐホセ。動画もけっこう撮ったんですが、いかんせんネット環境が弱い。近いうちに。

昼過ぎに腹減ったーなんて言いながら帰宅、昼食。
午後はホルヘとウィルトンがジャングルに連れてってやるぜー、ということでみんなと軽トラの荷台に乗って出発。
着いたのはアペマヤック自然公園?たぶん!
いろんな種類の木と動物が見られるところみたい。
木はたくさん見られましたが、動物は見つからず。森の中かなりあるいたんだけども。
一番奥にあるのがこの展望台。
ミラドールって展望台のことかな?グアテマラにはたくさんあるように思います。そしてこっちの人はみんなミラドールが好きなイメージ。僕もなんとやらと煙は高いところが好き、のなんとやらのほうなので高いところは好き。でも高所恐怖症なのでめっちゃ苦手。わかるかなこの気持ち。
それ故頑張ってこの頼りない展望台の頼りない梯子を登る。めっちゃ綺麗な景色でした。
全部緑!でも湖が見えたり森だったり草原だったりでとても綺麗。ティカルの四号神殿からの眺めより綺麗だと感じました。高くてボロボロでめっちゃ怖いけどね。

ひゃー。
頂上での集合写真。
僕は写真を撮っているので写っておりません。
左から順にステイ先の三男ジミ、ステイ先に下宿しているホセ、長男ホルヘ、此処まで連れてきてくれたホルヘの友達、同じく友達でたぶんこの公園の関係者、そんな感じ!

景色を堪能したのちまたジャングルを抜け、同じトラックへサンホセへ戻る。
綺麗な夕暮れを見ながらビールを飲んでまったり帰宅しました。

いつもあったことだけでなくその時思ったり考えていたことも記述しようと思っているんですが、それを日記書くころにはすべて忘れてしまっていて、ただただあったことの羅列になってしまうこの毎度の感じ。素早くメモとか取れればいいのだけれどなかなかそうもいかず。なんかしらしないとな、そういう対策。

最後は本日のノンブレちゃん。だいたいいつも眠そうである。
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ペテンイツァ湖沿岸の小さな町サンホセ 五日目

今日でスペイン語の学校一週間分が終了。

え?って思うくらいあっという間。話せるようになった!という実感は全くないし、単語なら覚えたぜ!っていう実感もない。でもなんとなくわかる会話は増えたから、意味はあったんだろうと思う。話せるようになる、っていうのが学校の一番の目的ではあるけど、それ以上にいて楽しい町だったから結果オーライだ。
まだスペイン語力が必要だなと感じたらほかのところで行こうと思います。

五日間お世話になった先生のアルヌルフォ。
先生という感じは全くないな…話しながら素早く辞書を引いてくれる人というような印象…。

特に何事もなく授業がすべてお終い。その後、ドン・モデスト爺さんに学校に生えている草のいろいろな効用を教えてもらった。虫刺されにはこの葉を千切って塗るんだよ、お腹を下している時にはこれを飲む、こっちのは潰して火傷に塗ったり数日これだけ食べて腸内を綺麗にしたりする、これは塗り薬、これはアロマ、こっちは調味料、いやいやそれは食べないからね、とたくさんたくさん。これだけ教わってもたぶん何一つとして使えないなと思う。覚えるのがまず難しいうえ、ぼくにはほぼ葉っぱの区別がつかぬるを。

あ、そういえばグアテマラの食事について書こうと思っていたんだった。
グアテマラの、というかこのペテンという地域の、って言った方が良いかな、全体のこと知っているわけではないし。このあたりで食事をするとどんなものにもトルティーヤが一緒になって出てくる。家でも外食でも、サラダにもパスタにも。パスタはこんな具合に食す。
お米もこんな風に包むし、他のおかずも包んで食べる。包まなくてもおかずを口に入れてからトルティーヤをかじるというような食べ方もする。口内調味は日本だけの文化だ~みたいな話を聞いたことがあるけどそんなことないんだなぁと実感。トルティーヤとパスタって炭水化物×炭水化物だからどんなもんかね、と思っていたんですが、慣れるとトルティーヤ無しでパスタを食べても物足りなく感じるようになる。というかもともとこっちの料理は当然名がらこういう食べ方に合う味付けになっているんだろうなと思う。
それにしてもトルティーヤの食事良かったです。個人的には良く合っておりました。最初はこれどういうタイミングで食べるんだよ…とは思ったけど、結果的に食事が合わなくて困る、ということは全くなかった。でも野菜はトマトとウリの登場頻度が高かったので、どちらも若干アレルギーの僕は常に口内に違和感を抱えておりました。アレルギーだから食事変えてって言いづらいし、そもそもスペイン語でそれ言えないし笑
別に嫌いな食材じゃないからいいやと。

箸は当然ながらあまりフォークも使わず、全部トルティーヤ越しに掴む。
そんでまぁ掴むものによっては指が汚れるんだけど、その指についたソースなどを次のトルティーヤで拭いてそれをまた食べたり。食べられるおしぼりみたいな使い方も面白かった。それがこっちの普通なのかマナー違反なのかは全然わかっておりませぬが。

とりあえずトルティーヤ美味しい。

夜、今晩も食事を終えてまったり会話タイム。

日本の簡単な遊びを教えたりして遊ぶ。
特にみんな手遊びで作るカエルが気に入ったようで、頑張って作ろうとしていた。でも指が硬いのかどうなのか、誰もまともに出来てなくて笑いました。



今日で平日が終わってしまった。
月曜日に帰ることにしたので、あと休み二日過ごすとみんなとさよなら。
本当にあっという間だー‼
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ペテンイツァ湖沿岸の小さな町サンホセ 四日目

僕は今日の授業で新しいことを知りました。以前バナナを調理した料理があまり好きではないと書いたんですが、あれはどうやらバナナではなかったようです。バナナはスペイン語でBanano。ほぼそのままです。仏英辞書で見るとBananoはBananaと書いてあります。そして僕があまり好きじゃなかった食材の名前はプラタノ(スペル忘れました)なんだそう。
ほぼ一緒じゃない?って聞いてもスペイン語の先生アルヌルフォは「違うよ!」と言います。そうか違うのか。そのプラタノとやら、英語ではなんていうのかなとまた仏英辞書で調べてみる。

プラタノ→Banana。

バナナじゃねぇかよ!違いわかんねぇよ!やっぱり僕はバナナを調理した暖かい料理があまり好きではなりませんでした。

今日もいつも通り難しい授業を受けていたんですが、途中なんの質問をしたことからかは忘れてしまいましたが(ケツァールクアトルとかテスカトリポカの話題からだったかな?これらはアステカのだけど)、マヤの文化や歴史について教えてくれました。興味の具合が違うからなのか、言葉は同じくらい、ないし普段の授業よりも難しいはずなのにすんなりわかるわかる。言葉って不思議ねぇ。
理解が間違えているかもしれませんが、現在グアテマラには22種類のマヤの民族がおり、此処サンホセなどの含まれるペテンという地域は、メキシコのカンクンなどユカタン半島の民族に近いんだそうです。ほかにもあと三種類の民族や文化があり、合計25種類で構成されているんだとか。ほかにはサンホセの人口はだいたい3000人くらいかなー、グアテマラの国花はモンハ・ブランカっていう花なんだよー、とかそんなこんな諸々話した今日の授業でありました。

学校からの帰りに会ったシャイな少女とそんなことないワンコ。
犬はスペイン語でペロ。ペロペロ。

今日の授業後はドン・モデストの友達のロサウナさんが自然にあるものを材料にしてブレスレットなどを作らせてくれました。かわいいおばあちゃんロサウナさん。
これが材料。木の種だったり、湖で獲れた貝だったり。
それで作ったのがこれ!
まだ時間があるよってことで、これのほかにネックレス一つ、ブレスレット二つを作りました。

その作ったアクセサリーを装着し、夕方前の湖付近へ繰り出す。もうここに来て四日目ということで、周りの人たちも危険な異物ではないと判断してくれたのか、歩いていると子供たちが集まってくる集まってくる。
何してんのーだったり、写真撮ってーだったり、みんなかわいい。写真撮られたがりな子と、カメラを向けると逃げる子がどちらも極端で面白い。カッコつけてみたり。
曇り無き眼(まなこ)だったり。
何かの広告に使えそうなめっちゃ良い笑顔だったり。
たぶん真ん中の男の子は隣の女の子のことが好きなんじゃないかな。甘酸っぱい。
ベロベロー。
子犬の写真撮って!
みんなかわいい。

ちょっとのんびりしようかなと入ったレストランでもこれ。
たぶんレストランのお子さんなんだけど、料理しているお母さんが料理の合間にちょいちょいやってきてどこかへ連れて行く。

しかし、また何故かリモコンを持ってやってくる。
お母さんに連れていかれる。

しかし今度は何故か携帯電話を持ってやってくる。
この子はこの後お母さんに叱られておりました…。

楽しいけどあまり落ち着いて食事は出来なかった!笑

食事しながらビール3本飲んでのんびり外に出たら、あたりはもう少し暗くなり始めているくらい。
静かでいいなぁと思っていたら、また来た!笑
そんな一日。




P.S.
このレストランの前には謎の機関車「トゥオマシ」がいました。
これいろいろな面で大丈夫なのかねぇと思いながら後ろへ回ってみると、
「OK」
あ、OKなら問題ないですね。

そんな一日。
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ペテンイツァ湖沿岸の小さな町サンホセ 三日目

サンホセ三日目の旅行記を書き始める前に、僕個人のグアテマラの国民性について書いてみたいと思う。

そんなんどうでも良いから旅行記を、という方は写真が出てくるあたりまで飛ばしてもらえればありがたいなと思います。そもそも読んでる人ほとんどいないんだからそんな気遣い要らないんだけどね、っていうのはわかってるんですよ?でも一応ね、一応。

グアテマラの国民性。僕がグアテマラに来る前に軽く下調べをした範囲では、とてもシャイで他国の観光客とはあまり話をしない、というようなことがよく書かれていた。僕は長期滞在(といっても3週間~一カ月程度)しようと思っていたので、現地の人がシャイであまり絡むことが出来ないのは寂しいなぁと思っていたんですが、来てみたら全然そんなことはありませんでした。
僕個人としては、とても日本人に似ている気質を持っているんではないかなと思う。日本の自分の生活圏に、見たことのない外国人がいるというのを想像してもらえばいいんじゃないかな。気にはなるし、自分から進んで話しかけることはしないと思うけど、もし話しかけられたらなんとかわかる英語を使って笑顔で話をするんじゃないでしょうか。日本を訪れたことのある外国の方で、日本人はみんな無表情で怖かった、気持ち悪かった、というような感想を持つ人が多くいる(らしい)のと同じように。それを否定するつもりは全くないけれど、進んで話しかけれみればまた違っていたんじゃないかな?とも思う。そうでない場合も多分にあるだろうけれど。
今僕のいる此処グアテマラは、こちらから話しかけないととても不愛想な国に見える。町を歩いているとムスッとした顔のおじさんやおばさんとよくすれ違う。でも、そこで一度軽くでもこちらから挨拶をすると途端に相手は笑顔になり挨拶を返してくれる。そして翌日以降も顔を覚えてくれているのか、相手から挨拶をしてくれるようになったりする。子供、大人、男女問わず。
やっぱり慣れるのは子供が早い。次に子供たちの親世代のおじさんおばさん達が慣れて挨拶をしてくれるようになる。男子中高生には「なんだこいつ、けっ」ってな具合にスルーされることもあるし、女子中高生は「いやだわ何この人、知らない人だわ」って怪訝な顔で無視するタイプと、「知らない人に挨拶されたんだけどwwwwこんちわーwwww」みたいな子がいる。
それでも数日過ごしているとみんな慣れてきて、ほとんどの人が挨拶をしてくれるようになった。
シャイな国ってな前情報は違ったんだな、という感じ。
ほかの町ではまた違うのかもしれないけどね!




さてさてここから普通の日記でございます。サンホセ三日目。ステイ先のお母さんエルサに起こされ食事。

ジミとホセはもう学校に行ってしまったようで、一人食卓に着く。そのあいだエルサがたくさん早口かつすごい勢いで話しかけてくる。
「学校はどう?」「サンホセはどう?」「彼女はいるの?」「名前は?何歳なの?何をしている子なの?」「そういえばあなた兄弟はいるの?何人?お母さんは?」食事中(エルサは食べていない)ずっとこんな具合。それでいて不思議なことに、全部聞き取れてゆっくりながら返答することが出来るのである。なんでかな、わかんない単語だらけなはずなのに、雰囲気やらあれこれで言っていることわかるんだよね。
どこの国でもお母さんの勢いってすごいなぁとしみじみ実感しながら朝食をいただきました。
黒子豚ちゃんに見送られながら学校へ。

エルサ(ステイ先のお母さん)のお家の前は結構な坂道になっている。

こんな具合。すごくわかりづらいけど、こんな具合。
家への帰りはすんごい上り坂、外出時はすんごい下り坂、って具合。

朝八時前に学校へ向かうためにルンルンで坂道を下る。
子豚君が見送ってくれてるぜーなんて適当な気分で坂道を下る。

そんななか砂利で見事にけっこうな勢いで滑りよる僕の右足。
しかし肩からカメラをぶら下げているのでこんな急な坂で転ぶわけにはいかないと、身体の反射によって右手側にある柵へと素早く伸びる右手。
その伸びていく右手に一瞬遅れる形で重大な現実に気付く脳みそ。
「あれ?今手を伸ばして掴もうとしてるのって有刺鉄線じゃなかったっけ?」
反射的に出された指令と、それを追うように出された訂正の指令。
「柵を掴め!」「それ(視界に入ってないけど)たしか有刺鉄線だから掴むのやめて!」
追いついた二つ目の指令によってギリギリで右手は進行方向を訂正し、若干有刺鉄線にかすり手の端を切りながらもなんとか空を切る。
此処まで瞬きするくらいの時間。実に一瞬。
しかしまだ問題は何も解決していない。
右足は滑って高く上がったまま。
右手は空を切り、その右手に甘えようと考えていた僕の上体は完全にバランスを崩しておりもはやほぼ死に体。
かといって前述の通りカメラがあるので諦めて転がるわけにもいかない。
結果、なんだか自分でもよくわかりませんが、全身のあらゆる関節やら筋肉やらをなんとかかんとか使って無理やり体制を立て直したようで、奇跡的に転ばずにはすんだものの、このほんの一瞬で体のいろんな部分を寝違えたみたいなことになりました。とても痛い。

一人で俺何やってんだろ。そんな気持ちの登校。

相変わらず授業の大半は意味が分からない。
「ポシブレタンビエン」ってしょっちゅう言うんだけどこれ何。フォーエグザンプル的な?
「プレセンテインディカティーボ」もよく言うんだけど、これはどうやら動詞の活用のようだな、ということで自分の中では落ち着きました。違うかもしれないけど笑
あれ、これ、それ、こっち、今日、明日、とかそういう今すぐ使えそうな単語を全然教えてくれません。今お前ネット使えるんなら調べろや、って思うかもしれないし、まぁ調べりゃいいんだけど、なんか違うじゃん?ってことで調べません。うん。全然わからん。
でもなんとなく話せる、聞ける会話は増えているから不思議なもんだ。もしからしたら実は効率がいい方法なのか、もしくは本来ならもっと早く学べるのかわからんけどもね。
今日はなんだか知らんけど中南米全ての国をスペイン語で書かされました。これ使う?

みょみょみょ。

授業、昼食を終えると今日はモデストお爺さんが木の葉っぱからロープ(?)を作る伝統的な方法を教えてくれました。
モデストさん、みんなからドン(首領)モデストと呼ばれている。英語で言うとビッグボスだ、ってウィルトンが教えてくれたんだけど、「何をしている人なの?」って聞いても「別に何もしてない、農業かな?」くらいしか答えが返ってこないので何がどうビッグボスなのかわかりません。

会話はスペイン語のみ。そして声がとても小さいので僕は何も聞き取れません。
マンツーマンで教わるので成立するのかな?と不安でしたが、特に問題はありませんでした。
言葉わからなくてもなんとかなるもんです。
マチェット持ってるモデストさん。

この葉っぱを、

一枚取って木で叩いて解し、

マチェットの刃じゃない側で緑の部分をこそぎ落とすと、

こうなって、

こうなる。

ほんとあっという間。

この後これをまた早業で編んでいくんだけど、それは早業過ぎて写真撮るの忘れてました。
日本でよく見る縄とか綱とか、そういうのに似たものになりました。
長さも編みながら追加すればいくらでも長くできるようで。というか日本の綱とか縄とかってどうやって作っているのかよく考えたら知らないやと実感。

みょみょみょ。

いろいろ教えてくれたドン・モデストに別れを告げエルサ宅へ帰宅。
朝を思い出しつつ凶悪な坂道を上る。
これが入り口。

上って家が見えてくると、何やらドスドスという音と共に、長男ホルヘ、次男ウィルソン、友達ウィルトンが何やら騒いでいる。みんなで騒ぎながら何かを踏んでいるような仕草。20代後半の男が三人も集まって何やってんだ、みんなで蟻でも踏んでんのか?(んなわけない)
と思いながら近づいて見てみたら、みんなで蟻を踏んでました。

話を聞くとどうやら家のスピーカーの調子が悪かったので修理しようと分解してみたところ、中に蟻の巣があったんだと。それで分解しつつ、中から溢れだしてくる蟻と戦っているところだったみたい。
そんな馬鹿な、と思って気軽に覗いてみたらそこには魔境が広がっていました。スピーカー二つと本体全部に巣食ってるじゃないすか…。
あえて写真は載せませんが(見て気持ちのいいものではないので)、皆さんがこの文章を読んで想像するものよりは遥かに凄まじかったです、と言われてさらに想像したものよりもなお何倍か凄い世界が広がっていたと思ってください。

思い出したくもない。

びょびょびょ。

そんな騒ぎの隣でノンブレ(昨日決まった犬の名前)は一人静かに黄昏ていました。


サンホセ三日目はこんな具合に更けていきましたとさ。
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ペテンイツァ湖沿岸の小さな町サンホセ 二日目

エルサ(ステイ先のお母さん)に起こされ朝食。美味しい食事を終えてから学校へ。

これから四日間は毎朝8時から12時までスペイン語の授業を受ける。今日も今日とて授業の効率はとても悪い。全く教えてもらっていない動詞の活用を問うてきたり、必要となる優先順位が低いだろう単語ばかり教えてくれる(へそとか工事する人とか)。素敵。最初に旅行用のクラスをって頼んだんだけどそういうの関係無いのかな。素敵。
とはいえ二日間も一対一で謎の言語を聞いていれば、ほんのすこしずつは会話も出来るようになってくる。お昼ごはんを食べに帰宅しての昼食時(ジミとホセも食事をしに学校から帰ってくる)、思ったよりも話をすることができた。年齢を聞いたりなんだり。

それとこの家の前にいる犬の名前も聞いた。この犬はカメラの概念を理解しているのかどうなのか、カメラを向けると必ずこうやって目を隠す笑
なんなんだろ。よくわからないけど超かわいい。

『ジミ、犬の名前(ノンブレ)は何?』
「え、犬?名前別にないよ」
『無いの!?』
「うん、無い、あ、じゃあ今つけてあげようか、あいつの名前は「名前(ノンブレ)」だ(適当)」
こんな具合に彼の名前はノンブレになりました。なんなんだろう。

僕は昼で学校を終えて一旦家の付近でのんびりしつつ、
こいつに喧嘩売られてビビったりしていたら、
昨日も会った少し英語の話せるウィルトン(スペルは完全にウィルソンなんだけど本人はウィルトンだと主張)がサンホセを案内してくれるというので甘えることに。

お互い下手な英語を駆使しつつ会話、それと少しだけ学んだスペイン語。まずは町の正面にあるペテンイツァ湖。
めっちゃ綺麗。

子供たちが好きに泳いでいたり、魚獲りをしていたりする。そして湖岸のプール。
無料で泳げる湖があるのに金払ってプールに行く人はいるんだろうかと思ったけど、ウォータースライダーがあるからまぁまぁ人は行くのかな?とりあえず僕が今のところ観た限りは常に無人です。プールには写真の通りこないだ行ったティカル遺跡のちっちゃいバージョンがあります。ウィルトン曰く、此処で見たらティカル遺跡は行かなくても十分とのこと(んなこたぁない)。

公園にたまたまいたウィルトンの姪っ子(たぶん)。
レストランや買い物ができる場所を案内してもらったあと、秘密の湖を眺めるのに絶好の場所を教えてくれたり、いろいろな果物のなっている他人の敷地に入れてもらったり、マヤの人たちが儀式で使うという秘密の丘へ連れて行ってくれたりした。

でもその秘密の丘には「ごみを捨てないでください」「木に登らないでください」っていう綺麗な看板があったから別にそんな秘密の場所ではないんじゃないかなと思う。観光客には秘密ってことかな?
この丘の麓にはマヤの文化や言葉を教えてくれる学校があった。かつてはほぼ全員マヤの言葉を話すことが出来たらしいんだけど、今はもう20%以下(ウィルトン談)くらいしか話すことが出来る人はいないんだそうだ。ちなみに英語を話せるひとはサンホセの住民の5%以下じゃないかな?とのこと。

17時くらいには案内してもらい終えて帰宅。やっと涼しい時間だねぇなんてみんなで雑談タイム。19時30分、何やらジミとホセが着替え始める。どうしたのかと思っていたらホセが「これから隣町のサンアンドレスのフィエスタ(たぶんお祭り)に行くからこーじも行こうぜ」と。
全然どんなものかわからんうえに、行き方も治安も帰って来る方法もわからん、と思ったんだけどとりあえず行くことにしました。どうやら二人以外の家族は行かないようで、三人で外出。
お祭り会場までは三輪タクシーのトゥクトゥクを利用。祭りのせいかどうやら数が少ないようで、なかなかトゥクトゥクを捕まえることができず、けっこうな時間探した後になんとかこのちっこいのにほかの人と一緒に六人で乗り込みました。
ぎゅうぎゅう詰め。祭り会場に到着したのは20時過ぎ。お祭りらしきものはこんな感じ。
んー?どうやらお祭りといってもミスコンに近いものなのかな?と思う。いろんな衣装を着た女の子がいて、作り物の冠をかぶっていたり表彰されるときに着けるタスキのようなものをつけたりしていた。何故どんなお祭りなのか不確かなのかというと、僕らが到着した時にはほぼお祭りは終了していたからである。17時~20時までのイベントだったみたい。おい、ジミ。家を出る時間からしてすでに大間違いじゃねぇか。どうやらジミもちゃんとした時間を知らなかったらしい。なんてこったい。

とりあえずコンテスト(?)に出ていたらしいジミの彼女とジミとホセの3ショット。
左から順にジミ、ジミの彼女、ホセ。

この写真を撮ってまた三人で帰宅。帰り道は下り坂なのでタラタラ歩いて帰った。何かしたようで実は何もしていない素敵な一日。

泊めてもらっている部屋の壁になんとドラゴンボールの悟空の絵が描いてあって驚き。
ホルヘが小さいときに描いたものらしから、グアテマラでもかなり前から知られているんだなぁと思う。すごいなぁ。そして隣のこのぐちゃぐちゃ。
実はフリーザが描いてあったらしいのですが、お母さんのエルサがフリーザを嫌いだったらしく消されてしまったらしい。フリーザ様も家庭のお母さんの前では無力笑

そんな具合に一日終了。だんだんサンホセの生活に慣れてきた感あり。

写真ばっかの日記になっちゃったな。
サンホセはあんまり電波がなくて思ったように更新ができない現状であります。
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