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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

キューバ10日目 【世界遺産】サンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞!

【ローカルバスで行くサンペドロ・デ・ラ・ロカ要塞への長い道のり】
※動画がとてもたくさんあるので良ければご覧ください。

早起き。本日はサンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞という世界遺産を見に行くのである。僕の中では海沿いにそびえるカッコいい要塞。なんとなく写真で見たことあるような気がしているよ?くらいの印象の場所でしかない、僕は阿保なのでね。ほんとごめんなさいね。
そしてその記憶と言うかおぼろげなイメージがあっているのかすらもわかんないっていうね。 カルメンご夫妻。

とりあえず宿のカルメンおばさんに行き方を聞いて、ローカルの安いバスなどに乗って行ってみようという試み。特に今日しようと思っていること他にないからね。
でもカルメンおばちゃんの説明がめっちゃめちゃ難しい。

「まず近くでトラックかバスに乗るのよ」

はい。まず此処で難しい。トラックとバスがどのようなものを指しているのかいまいちわからん。ローカルのものなので長距離移動に使ったようなものじゃないってことはわかるんだけど、どこから乗るの?なんとなく合図したら止まるの?そのあたりを聞いてもなんとなく会話が上手く行っていない。
とりあえず説明の続きを聞く。

「そしたら三つ目で降りるのよ、三つ目。小さいな公園の前。でももし5だった場合(このあたりでもうよくわからない)、2つ目で降りて3つ目の場所まで歩くのよ」

えーと、え、えーと?まず「5」というのが何かわからない上に、もしそれだった場合二つ目から歩かなければならない三つ目というのがどこかもわからない。
此処まででなかなかな難しさを誇っているのにさらに難度は増します。

「そうしてそこで降りたら次は112か113というバスに乗るの。目的地が近いバスだからどっちでも良いけど、降りるのは~~~(謎の町名)というところ、これは間違えないでね。そしたらそこからボートに乗るの。山に行かないかって言われるからそれにはしっかりNO!と言って断るのよ。ボートから見るととても綺麗!そして泳げるわよ!」

お、おう。おう?よくわかんないけどたぶん大丈夫だ!だいたいは把握できたし!
でもカルメンおばちゃんの口から一度も「サンペドロデラロカ」というワードが出てこないのが些か不安ではあれど、たぶん大丈夫でしょう!さらにカルメンおばちゃんは112、113あたりからの説明を文章に書いてくれました。それも英語とスペイン語で。わからなかったら、見なさい、もし全然わからなかったら誰かに見せなさい、ということなのだろう。ありがとうカルメンおばちゃん!

でもいろいろ会話しているうちに自然とその紙はおばちゃんのポケットにしまわれました。

あれ、渡してくれるわけではないのかな?あとでくれるのかな?まぁいいや。
おばちゃんが最初のバス停までは一緒に行ってあげようと言ってくれたので甘えて案内していただく。ちょっと歩いたところにある、というか何もないけどなんとなく人が座ってバスを待っているような気がしなくもないっていう曖昧なゾーン。うん。こんなとこ案内してもらってなかったら絶対スルーしてるわ。

待っている間おばちゃんが何度も「三つ目よ、公園の前、そこで降りるのよ。もし5だったら二つ目で歩くのよ」って確認をしてくれる。オッケオッケー言ってるけど全然意味は分かっていない僕である。
「その降りた場所からは覚えた?でも紙があるから大丈夫ね!」
ん?
『あれ、僕紙持ってないよ?』
「え!家に置いてきたの!?」
『え、いやもらってな』
「ポケットは?そっちのポケットは?」
『え、いやだからおばちゃんからもらってな』(一応探す)
「鞄は?全部見てみなさい。無いの置いてきちゃったの?」
『いやだから…』(一応探す)
「あーもう、意味なかったじゃない、帰る?覚えてる?」
『…いや大丈夫です覚えてます』
「はぁーもう全然だめね」
『…すみません』

…。

とりあえずバスまでは案内したからとちょっと不機嫌気味に帰ってしまうおばちゃん。
なんだろう、朝からちょっとテンションが下がる。ほんとに僕がもらって忘れたということではないのですよ、ほんとのほんとに受け取ってないのに…。まぁ、いいや…。
一人で待っていたらトラックがやってきたので取り合えず乗り込む。(写真はなんの関係もない)

三つめ三つめ、って思っていたんだけど、おそらく本来バス停ではないであろうところで一人だけ乗せたり下ろしたりするから今いちどこが何個目のバス停なのかわからない。なんだこれは。でも大きめの公園らしきものがチラと見えたので降りる。
あれ、トラック代がいくらなのかわからん。わからんので小銭をポケットから出してお金回収係の兄ちゃんに全部見せる。必要な分取ってくださいすみません、と思ったんだけど兄ちゃんがチラッと見て、あぁいいよいいよって感じに手をプラプラ。よくわからんけど無料で移動出来てしまいました。

さてさてお次はヴァス‼
眺めていると時たまバスが通っているからこれに乗れば良いだろう!
しかし!どこにも112とか113とか番号がかかれていないのでどれだかわからん!
さらに!目的地であるはずの町の名前も紙が無いから覚えていない!困った!
ほんでたしかこの時間帯のバスを逃すと数時間あとにしかないよとおばちゃんは言っていた!
困った!

困った結果来たバス全部に「サンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞行きますか?」と聞くことに。でもみんな行かないと言う。というか、目的地が町だったんだからそりゃそうかと思い、「サンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞の近く行きますか?」に変更。
そんな質問になんとなく行きそうな反応を示したおっちゃんのバスに乗車。20分くらいかな、乗ったところで運転手のおっちゃんが「ここだ!ここで降りてあとは歩け」的なことを行ったので降りる。それがここ。


やばい。なんもない。ちゃんと僕の意図は伝わっているんだろうか。
不安だけどとりあえずすることないからひたすら言われた方へ歩いてみる。

やっぱり何もない。

そしてけっこう歩いちゃったから戻るのもだるい。そもそもこの道誰も歩いてない。
時々バイクがびゅーんって抜いていくだけ。どこなんだろ…。
でももういいや。お城がどうとかおいといて、ここを歩き続けると何処へ行くのかが気になり始めたので歩き続ける。どれくらい歩いたかわかりません。

そしたらなんと、サンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞へちゃんと着きました!
ここってこんなに来づらい所なのかな?バスとか見てないからバスで来られるのかどうかよくわからんです。さらに、どうやらこっちの人はあんまりサンペドロ・デ・ラ・ロカ城塞って言わないみたい。「エル・カスティージョ・デル・モロ」と言った方が通じるようです。よくわからんけど。

城塞内の動画どうぞ。
よく見る写真は海からのもので綺麗なんだけど、丘から周るとあまり綺麗に見ることができません。写真も全然良いの撮れんかった…。


【帰り道】

あの長い道をまた歩いて帰るのか、嫌だな、でも他に手段ないしな、と思いながらの帰り道。
少し歩いていたら車のおじさんに声をかけられました。
「どこへ行くんだ?こんなとこ一人で歩いて大変だろう、乗っけてってやるよ!」
優しいおじさん!でも怪しい人だったらどうしよう!と思っていると、
「俺は警察だ、安心しな!」
なるほど!でも私服だからその発言に信憑性が全くない!
でも良い人であると判断して乗りました。
そして無事サンティアゴへ戻ってくることが出来た。
ほんとに非番のおじちゃんだったようです。

ありがとおじちゃん!

戻ってサンティアゴの町をフラフラ。


ピザ食べたりなんだりかんだり。


【夜は広場でオーケストラ!それからホテルのナイトショーへ!】

カルメンおばちゃんに今夜は広場で演奏会をやっているよと教えてもらって見に行くことに。
こんな感じ。





そのあとはホテルのナイトショーへ!
入場料は5cucで、夜10時から翌1時までショーが見放題。そしてそんな高くない価格でお酒飲んでのんびりできます。おすすめ。
こんなショーをずっと眺めていられます。



けっこういろいろ詰め込んだ一日!満喫でございました。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
良ければ気軽にコメントなどしていただけると嬉しいです。

●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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