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SpiltMilk

デジタル一眼レフカメラ「EOS6D」と「60D」でのあれこれ。世界一周やめての途中で帰国した阿呆の写真・動画ブログのはずだったんだけど最近なんなんだかよくわからなくなってきている適当な何かしら。

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【世界遺産】ついにマチュピチュへ‼‼

【朝一でマチュピチュへ出発!】

さてさてめっちゃ朝早くからマチュピチュへ向かうべく、4時過ぎに起床。
軽く準備をして4時40分くらいには宿をチェックアウトしてバスのチケット売り場へ向かいました。
5時に販売開始のはずなので早めに行っておこうかなと。

そうしたらだ、販売前に着いたのにもう大量の人、人、人。
既に買い終えてバス待ちをしている人。チケット買うのに並んでいる人。
今マチュピチュベストシーズンらしいんだけど朝一からこんなにも混んでいるとは…。
チケットは片道US$10。片道約1000円。けっこう高い。往復だと19ドルになる。
僕はマチュピチュに着いてから山に登る予定なので行きはバスを利用しました。
歩いていくんだろうなと思われる人も結構いて、バス停を通過して山に向かっていました。

けっこう早めに来たのに始発のバスに乗れるのか不安になる混み具合。
でも結局ここからは始発だけでも5~6本バスが出たので案外普通に乗ることが出来ました。

山道をく~ねく~ねく~ねく~ね登ることしばし。
どうやらマチュピチュの入り口に着いた様子。
人多!とにかく人が多い!こんなんでマチュピチュ見て周れるのかな?
入場始まってるんだけど、なかなか入り口までたどり着けない…。
僕は中に入れたのは受付開始から20分後のことでした。僕が入るときになっても後ろにはまだまだこんなに人が。 なんかもうけっこう疲れたよ、サンタマリア。

入場するまででもう若干やられ気味だったわけなんですが、入ったらすぐにドカンとマチュピチュが見えました!おー!朝日昇りかけ!入り口で地図をもらったんだけど、それは後にして取り敢えず大量に人が入ってくる前に見下ろせるところまで登ってみました。
おおおおー!写真やテレビでめっちゃ見たマチュピチュ!目の前にありまする。
でも電車を使ってさらっと来て、今日もバスでてろんとここまで来た上に、これだけ大量の人。なんだか感動が少ない。すげぇー!!っていう純粋な自分と、ハイパー観光地ですねはいはい、っていう斜に構えた誰かさんがいる。なむなむ。

マチュピチュの奥に見えている三角のお山がワイナピチュという有名な山みたいです。
あれにも登れるんだけど、1日400人という人数制限があるので僕は登ることが出来ずずず。
マチュピチュ。写真などでよく見たりするのは上の写真の範囲だと思います。
実際これらがメインではあるんですが、それ以外にもけっこう歩いたところに昔の橋だったり太陽のなんとかだったりそういう諸々があるようでした。なのであんまり人が来る前にそっちに行っちゃおうかなと思ったのでまず僕はこの遺跡群を見ないで橋へ向かいました。

そんなに遠くもないんだけどもけっこう疲れる距離です。
橋関係ないけどこんなちょっとカッコいい場所がありました。人影は僕である。
橋はそんなにすごいな!ってほどのものでもなかったので省略。




【マチュピチュ山!】

お次はどこへ行こうかなーとフラフラしていたら、僕が今日登ろうとしている山「マチュピチュ山(モンターニャマチュピチュ)」の入り口が見えたので早めに登ってしまうことにしました。 前述のワイナピチュよりかなり高い山なのですが、こっちは人数制限がないので誰でも登ることが出来ます。別で入山料は必要だけれども。それもワイナピチュより安いです。
僕が昨日止まったホテルのおばちゃんはマチュピチュよりもこっちのほうがおすすめだよ!とのことだったので張り切って登ります。

受付の人に聞いたらだいたい1時間30分ほどの山だとのこと。
こんな景色を眺めながらえんやこら。太陽さんもやっと山から顔を出しました。 少し登ってすぐに思う。けっこうキツイ。頂上も見えないし、そこからの眺めがどんなもんなのかも知らないからどこにモチベーションを置けばいいのか。んな中途半端なことを考えながら延々登る。

かーなり登ったところで大体の全体像がつかめました。
これ。写真右下のちっこい灰色部分がマチュピチュです。ちっちぇ!その右の三角お山がワイナピチュです。ちっちぇえ!!眺めが良くて登るのがなかなかキツイと聞くワイナピチュがあんなにちっさい。どれだけ登ればいいんだろうか。
僕の目指して登っているのは左上のちょうど木で隠れている所。高さ違いすぎやしませんかね。

あ、そう、ここで言っておきたい。当然かもしれないけどマチュピチュ内はトイレが無い。
これ、けっこうキツイ。この山登って下ってする間も、そのあと遺跡見て周る間も、僕はずっとトイレ我慢してました。いや入る前に行ったんですよ?ちゃんと。でもなんか体調とかタイミングってあるじゃないですか。それがね、あれでね、きつかったです。
僕は結局マチュピチュには朝6時から昼の1時くらいまでいたのでその間トイレ我慢しっぱなし。よく洩らさなかったと自分をほめてあげたいです。

んなこたぁどうでもいいか。

頂上! 受付で教えてもらった通り約1時間半での登頂となりました。
眺めどんなもんかなーと思ったんだけどね、めっちゃっちゃっちゃ綺麗ッ!
この山おすすめ!ワイナピチュは登ってないから比較は出来ないですけども、めっっっっっちゃ綺麗!マチュピチュもけっこう小さいけどそれも綺麗だし、何より周りの山々の具合が良い!ワイナピチュ見下ろしながら、奴らよりも遥かに上に来たし!っていう謎の優越感にも浸れる!

いやー、マチュピチュをこんな上から見られるとは思ってませんでした。 山頂ではしばしタイムラプスの撮影をしていたんですが、それを見た他の観光客の人らに何度か話しかけられました。みんな英語だけど。「タイムラプス?良いアングルだね!動画作ったら送ってよ!」なんて言われてアドレス交換したりとか。そうなん言われたらちゃんと作らねばと思うね。まとめてペルー編とかにして今後作りますゆえに。

そんなこんなで下山!
そういえば頂上には僕の後に日本人数名のグループが上ってきたのですがめっちゃうるさかったです。ギャハギャハあんな騒ぎ方している人たちいないのになんであんな我が物顔で煩くできるのか神経が全く理解できない。

今度こそ下山!


【遺跡内を見て周る】

山登ってのんびりして降りて、ってしたら下に着いた頃にはもう11時半。
僕は帰りの電車がすでに14時半だと確定しているのでそれまでには町に戻って駅へ行かなくてはならない。そしてこのマチュピチュから村までは歩いて降りようと思っているのでそのための時間40分とすると出来れば13時過ぎにはマチュピチュを発ちたいのである。時間が無い。

次は「太陽の門」的な名前のほうへ歩いて行こうかと思ったんですが、その途中で明らかに時間が足りないことに気付き、そこへは行かずに引き返し遺跡を見ることにしました。


さっきより近くで撮った全体図。

建物の屋根部分だと思うんだけど、こういう留め具みたいなものもしっかり石で作られてたんだなぁと。すごい。
なんかでっかい岩。超広角じゃないと全部入んないです。

僕はガイドを付けずに一人でてろてろ周っていたんでどれがどう歴史あるものなのか何もわからず周りました。写真だけはたくさん撮ってあるのであとでネットかなんかで調べ直して見てみたいと思う。そういうのはやっぱり現地で分かったほうが楽しいんだろうけど。
先に調べて置けば良かったのかな。
そこらへんをこの子らが歩いています。
リャマとアルパカの違うがわかりません。彼らはどっちですかね?


【帰路】

さてさて帰りの電車の時間が迫っているので帰ります。
山登って遺跡内を周ってってしていたら時間はもう13時過ぎ。
電車2時半発なので時間が全然ない!
マチュピチュ山登ると七時間でも足りないくらいだと思います。たぶん

帰りは時間が無いからバスでも…と思ったんだけど、やっぱり最初に思っていた通り歩いて降りることにしました。ホテルのおばちゃん40分くらいって言ってたからね!

歩いて降りるトレッキングコースの入り口にこんなんありました。 ひっさびさに見た日本語がこれって…。
(たぶん)白光真宏会さん頑張ってらっしゃるのね。

ここから細い階段をくねくね降りていきます。今回くねくねばっか。
バスほど大回りはしないで降りていけるんだけど、バスで30分の道を歩きで40分ておかしくない?と思いながら降りる。
途中でもう膝が大爆笑。山も登ったから足にかなり負担が来ているようです。これ来るときにも登るって人いるみたいだけど、僕としては行きはバスをお薦めします。こんなん最初に登ってきたらマチュピチュ見て周る体力なんかなくなっちゃうんじゃないかな?一日のんびり時間取れるならいいかも知れないけど、これ登って来てから山とか僕は登れる気がしない。

そんなこと考えながら一人急ぎ足でトントン階段を下りて、曲がり角を曲がったところで大型犬に会いました。細い一本道。迂回は出来ない。あ、これ死んだな、と本気でちょっと思った。
けど普通に可愛い犬でして、おいでおいで~ってしたら来たので撫でてそれからは一緒に下山しました。 可愛い。一緒に歩きながら大き目な石には全部マーキングして歩く彼。
それらマーキングされている石には、いつもおしっこかけられているからかかかっているところだけ苔が生えているのも可愛い。

よく考えてみたら目の前に犬が現れて「やばい」と思うことなんて、基本的には威嚇されまくらない限りないはずなのになぜ自分はさっきあんなに焦ったのかと考えて、こないだ小型犬に軽く咬まれてビビっている自分に気付いてちょっと面白かったです。

小っちゃい頃に咬まれたことがある人などが犬を怖がる理由が分かった気がしました。
犬好きな自分でも一回咬まれただけで無意識的に怖がったわけなので、そりゃあ怖いわなぁ。

さてなんだかんだで山を下り切りました。
犬の彼とは途中でお別れ。大きいな岩の上にシャンと立ってお見送りまでしてくれた。

なんとなく降りてすぐ町に着くと思っていたんだけど、こっからが長い。思ったより長い。
最初に言っておくと、マチュピチュから麓の村まで40分では着かないです。全然。
一時間越えると思った方が良い。途中走ったりして何とか電車に間に合った感じでした。

危なかった。

予約してあった電車に乗って、来た時と同じようにオリャンタ(?)まで戻りました。
そこに着いたのは夕方で、まだ日暮れ前だったから「モライ」という場所も見に行こうかと思ったんだけど、その町から直通は出ていないという事だったので大人しくクスコへ乗合タクシーで帰りました。8ソル。来る時の半額くらい。320円。


【やっとこさ宿に帰還!のはずが…】

クスコに戻ったのは19時半頃。
でかい方のバックパックはこないだ泊まった時の宿に預けっぱなしだったのでそこへ向かう。
「一泊マチュピチュ行って戻ってくるね!」と伝えてあったので。
バスを降りたところから坂道頑張って登ってやっと到着!!…したんだけども、ホステルが真っ暗。シャッターも降りていて入り口が無い状態。あれ?

ピンポーン

返事が無い。

ピンポーン ピンポーン

空しく響くインターホンの音。

誰もいない!まじか!俺の荷物は⁉
バックパック盗んで閉店して逃げたのか!と一瞬思ったけどそんなわけもないので、最初に行った同じ系列の別なホステルへ向かいました。めっちゃ疲れて苦労して坂まで上ってやっと休めると思ったのにこの仕打ち。不愉快。同じ系列のほうについたらあのオヤジに文句言ってやろう。もっかい登れとか言われたら絶対タクシー呼ばせてやろうと心に決める。

同系列の店到着。
中に入る、が、あのおじちゃんいない!
代わりにいた優しそうなおばちゃんに以上説明。
するとめっちゃ申し訳なさそうに謝るおばちゃん。「まったくあいつはどこに行ってるんだ!ごめんね、今すぐ連絡するからちょっと待っててね><」みたいな感じ。こっちの怒る気は全くなくなりました。
結局20時半まではかかってしまうとかで、フカフカのソファーに座って毛布与えられて休む。
その間もおばちゃんは申し訳なさそうで、飲み物持ってきてくれたり話しかけてくれたり。
逆に申し訳ない!なので寝ました。

20時半、知ってるおじちゃんではなくお兄ちゃん登場。
謝られながら上のホステルへ向かうことに。
するとこちらからいう前に着かれているだろうからとタクシー呼び止めてそれで向かう。
えーと、ありがとうございます。文句なくホステル到着。
てか真っ暗ってことは他の宿泊客誰もいないんだよね。僕のためだけにあらゆる電源が入っていく。電気も着いてWi-Fiのために諸々動かして。なんか申し訳ない。明日の朝食も僕のためだけに作られるのである。申し訳ない。
「ほんとにごめんね、一泊20ソルにしておくから!」とか言われる。個室でシャワートイレ付きで20てめっちゃ安いんじゃないかな。申し訳ない。

そんな一日。

でもこのあと何故か猛烈に体調を壊して一人でずっと吐いてました。
茶色いシャバシャバの液体を延々。あんなに吐いたの間違いなく生れてはじめて。
こんなに俺の中に水分あったんだねーって思いながら吐いてました。

おやすみなさいな。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』
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