Canon EF50mm F1.8 II 機材 2013年10月21日 広く「撒き餌レンズ」として知られる『Canon EF50mm F1.8 II』。 これが僕の二番目に買ったレンズである。 正直なところ、僕は自分自身が一眼レフを持つまでレンズによってそんなに写真が変わるもんかね?と思っていた。世間ではさまざまなレンズが次々欲しくなってしまうような状態のことを、「レンズ沼にはまる」という表現をすることも知ってはいたのだけれど、何故そんなことになるのかもよくわかっていなかった。なんならカメラよりも高いレンズを何本も何本も買うなんてちょっと阿保じゃないのかな?くらいに感じていたほどである。 そんな僕が一眼レフを持ちまして、F値による違いやボケ、明るいレンズってどんなかななんて事を学ぼうと思い買ったこのレンズ。単焦点レンズで足で稼いで撮るほうが上達が早いなんて書かれているものも目にしたし、安いが質は良いと言われているこの「撒き餌レンズ」とやらを買ってやろうじゃないか、俺はそんな誰しもが引っかかるような安い罠にはひっかからんのさ、はっは、そんなことを思いながらの購入。 結果はどうだったでしょうか。 僕ははっきりと感じております。 ズブズブという音と共に己の足が沼に嵌っていく感覚を。 僕の店頭での新品購入価格は8000円程度だったかと記憶していますが、このレンズとても良いです。初めて明るい単焦点レンズを持つと、楽しい!!ってなります。写真が上手になった気分を味わえます。質感はプラスチックで安っぽくはありますが、そんなことはたいして気になりません。 EOS60Dに装着するとこんな感じ。 ご機嫌で外出して最初に撮った写真がこれ。 ボケはこんな感じ!面白い! 寄れるレンズではないので近くのものにオートでピントを合わせようとすると、出来ないのにレンズが頑張るもんだからギギギギギみたいな音を発します。それも可愛い。 しかし残念ながらレンズフードは付属されていないので、欲しい場合は別で買う必要があります。ちなみに僕は持っておりません。 F値による違いを学ぼうと買ったレンズなので、その比較をしたのが以下の写真。 F1.8、レンズを全開まで開いて撮ったのがこれ。 F値は忘れましたがけっこう絞って撮ったのがこれ。 面白い。こんなにも違うんだなと実感させられました。 被写界深度も明らかに違いますが、よく見ると後ろの玉ボケの形も違います。開放時は綺麗な円形ですが、絞った際には小さな五角形になっています。そういうことなんだなぁなるほどなぁとしみじみ実感した実験でした。 ちなみに動画を撮るとこんな感じ。 これは全編このレンズで撮影。 手振れ補正はついていないレンズなのでけっこう手振れはしてしまっていますが、綺麗に撮れているのではないかなと。F値は1.8で撮っていたはずなのでとても被写界深度は浅くなっております。それをマニュアルで調整しながらの撮影ゆえ、一眼動画独特のものになっていると思います。 安価で一眼レフの面白さを知ることの出来るとても良いレンズでした。 いくら前知識で撒き餌だと知っていても、鮮やかに沼へと誘ってくれる素敵なレンズでした。 ちくしょう。 ●今までに行った場所一覧はこちらから → 『世界一周で周った場所一覧』 PR